臨床心理学研究室

研究テーマ

 患者・家族介護者支援や薬学生の医療プロフェッショナリズム育成を目指した医療コミュニケーション教育プログラム、表現療法の教育プログラムへの応用が主な研究テーマです。
 臨床心理学研究室では、本学の「地域連携サテライトセンター」にて様々な支援活動を行っています。

「認知症カフェ」
 認知症の方と薬学生とのメモリーブック(回想法)を用いた交流を行い双方の笑顔をみることができました (2017年から2022年)。
 メモリーブックは心理療法の回想法の一つで、思い出を語ることで満足感や肯定的な感情が生まれる効果があります。さらに、認知症の方とのコミュケーション・ツールとしても有用です。
 メモリーブックを用いての認知症高齢者支援についてはこちらで紹介

「ぬいぐるみ薬局」
 子どもたちが薬剤師体験をすることによって、医療や薬、健康への興味を育成する「キッズカフェーぬいぐるみ薬局」を実施しました。薬学生とお子さん、保護者の方々との交流による相互体験が、患者-薬剤師間の信頼関係構築の基盤作りに繋がると考えています(2023年)。  ぬいぐるみ薬局は、こちらから詳しく紹介

「パーキンソン・カレッジ」(パーキンソン病の方と家族介護者支援)
 日本は超高齢社会に入り、認知症とともにパーキンソン病の方々が増加傾向にあります。QOL向上につながる講習会、そして当事者同士や家族介護者同士のグループディスカッションを開催しています。ゼミ生はファシリテーターとしてお話を聴かせて頂く貴重な体験をしています(2023年より)

スタッフ

中島 園美

中島 園美 准教授

担当科目:医療コミュニケーション・医療コミュニケーション演習・高齢者医療・在宅医療演習・社会心理学・ロジカル思考演習・薬学入門・医療倫理学演習
学位:人間科学博士(大阪大学)

資格:公認心理師・臨床心理士

所属学会:日本心理臨床学会・カウンセリング学会・日本コラージュ療法学会・日本マインドフルネス学会・日本薬学教育学会・日本薬学会・兵庫県臨床心理士学会

研究成果

研究成果は、researchmapをご覧ください。
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