岡野 登志夫

岡野 登志夫 特別教授

2015年度から始まった新薬学教育モデル・コアカリキュラムでは、薬剤師に求められる基本的な資質として「豊かな人間性と医療人としての高い使命感を有し、生命の尊さを深く認識し、生涯にわたって薬の専門家としての責任感をもち、人の命と健康な生活を守ることを通して社会に貢献する」ことが掲げられています。皆さんがこの資質を有する薬剤師になるためには、①医療の担い手としての豊かな人間性、使命感、責任感と倫理感、②患者・生活者の安全と利益を最優先に考える医療の提供、③的確な情報収集と有益な情報提供のためのコミュニケーション能力、④チーム医療への積極的な参画と薬の専門家としての適切な行動、⑤生命、環境、健康、疾病、化学物質としての医薬品に関する基礎的な科学力、⑥薬物療法における実践的能力、⑦地域の保健・医療における実践的能力、⑧医療現場における問題発見・解決能力、⑨科学・医療技術の進歩に対応するための自己研鑽、⑩人材育成のための教育能力、などが必要であるとされています。
既にお気付きのように、これらの多くは講義室での座学を中心とした教員主体の受動的な学習によってもたらされるものではなく、学習者が主体となって積極的に行動することによって達成されるものです。新年度にあたり入学者はこれを肝に銘じて、在学者はこれを再度自覚して勉学に励んでいただきたいと思います。私も皆さんを応援いたします。

棚橋 孝雄

棚橋 孝雄 特別教授

岩川 精吾

岩川 精吾 特別教授

神戸薬科大学の教育目標(①広い視野を持ち社会に貢献できる高度の薬学の知識と技能を修得すること、②医療人としての使命感と倫理観を涵養すること、③科学的思考力及び問題の主体的解決能力を修得すること、④これからの医療と環境を正しく理解し、健康の増進に貢献できる知識を修得すること、⑤医療人として相応しいコミュニケーション能力を修得すること)の達成にむけた不断の研鑽が学部学生には求められています。そして卒後においても自己研鑽を継続することが必要とされています。学部学生の学び、卒後研修の支援に微力ながら貢献できればと考えておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

畑 公也

畑 公也 特別教授

大学で学生の皆さんに求められているのは、能動的な学習の姿勢です。与えられた知識をただ受動的に受け入れ、それを自分なりに理解し掘り下げる努力をせずに、学期ごとに行われる試験の際に表面的な知識の羅列をひたすら丸暗記し、試験が終わればすぐに忘れる、ということの繰り返しでは、本当に役に立つ知識の定着は望めません。与えられた知識を自分の頭でより深く掘り下げ、理解しようとする積極的な姿勢を、授業においても自習においても常に維持することによってこそ、それらは真に生きた知識として血肉となるでしょう。
私は、1年生の「ドイツ語Ⅰ、Ⅱ」、「教養リテラシー」、教養選択科目「現代の音楽」、「早期体験学習」、2年生の「総合文化演習」を担当しています。それらの授業を通して、低学年のうちに「自分の頭で考える」ことのできる学生を養成することを目指して日々教壇に上がっています。

小山 淳子

小山 淳子 特任教授

四方田 千佳子

四方田 千佳子 特任教授

大学院修士課程を修了後、国立医薬品食品衛生研究所で行政的な研究に携わってきました。その間、 1987年に研究所からレギュラトリーサイエンスが提唱され、我が国が先行して広くこの用語を使うことになりましたが、今ではFDAを始めとして、多くの場面で遭遇する世界的な用語として定着しました。現在、大学でもレギュラトリーサイエンスという概念を教育に取り込むことが求められています。医薬品、食品分野での実経験を生かして、薬学の活躍の場におけるサイエンスについて、わかりやすい講義やその他の活動を通して、お役に立てることをめざしていきたいと考えています。

濵口 常男

濵口 常男 特任教授

薬学臨床教育センターでは、当センター配属ゼミ生が臨床の現場において調査研究を行う臨床卒業研究を推進しています。これにより、臨床現場で求められる臨床での課題や問題の発見能力及び問題解決能力の養成に努めています。
これらの調査研究に加え、医薬品の適正使用を推進することを目的として、薬剤開封後投与されるまでの品質確保に関する研究、疾患や検査値と薬物体内動態との関連に関する研究などを進めています。

渡 雅克

渡 雅克 臨床特命教授

いま、薬学をはじめ薬剤師を取り巻く社会環境は急激に変わろうとしています。超高齢化社会を目前に、医療現場では医療の質向上と医療安全確保の観点から、チーム医療において薬の専門家である薬剤師が主体的に薬物療法に参加することが非常に有益であると言われています。それに伴って薬剤師に求められている事は益々増加しています。とりわけ臨床業務、薬と薬物療法に責任を持つ業務は大きく拡大することは間違いありません。今後皆様が薬剤師として社会で大いに活躍できるようサポートしていきたく思っています。医療は患者さんと云う「人」が対象となります。大学時代には勉学のみならず友人、先輩、先生など多くの「人」と出会って自己の人間性や社会性を育み、人生観を構築して行くことも非常に大切なことだと思います。薬学の分野は多岐に渡り大変でしょうが、先ずは、薬や病気、医療に興味を持って、科学的な視点で捉えた知識の修得や研究と共に人間性の向上を目指し、心から信頼される薬剤師を目指していただきいと思います。

奥川 斉

奥川 斉 臨床特命教授

薬剤師は薬の専門家として、社会の様々なところで期待されています。その期待に答えるには、まず皆様は6年間の中で薬学基礎をしっかり学び、主体的に社会の中で薬学とは何かを問い詰め、実学たる薬学を明確につかんでいただきたいと思います。
そして、医療人として高い臨床能力を身につけ、医療チームの薬のプロとして活躍できる薬剤師を目指していただきたい。そのためにも基礎の上に立った実務実習等の臨床実践によって、病める患者さんの立場に立った医療人マインドを培い、人間的にも魅力ある薬剤師となっていただきたいと願っています。

河本 由紀子

河本 由紀子 臨床特命教授

大学を卒業して以来、長年にわたり病院に身を置いてまいりましたが、このたび薬学臨床教育センターに着任することとなりました。
教育の現場ではまったくの一年生であり、多くの不安を抱えておりますが、今までの経験を無駄にすることなく、微力ながら社会に貢献できる人材の育成に努めてまいりたいと存じます。
本学で学び、本学で薬剤師人生の集大成を築き上げることができ、非常にうれしく、又、光栄に感じております。現在の兵庫県病院薬剤師会の職務を生かし、今後更に不可欠となる薬・薬・学連携に少しでも貢献できればと思っております。どうぞよろしくご指導のほどお願い申し上げます。

髙尾 宜久

髙尾 宜久 臨床特命教授

2017年4月1日付けで、エクステンションセンターの臨床特命教授に着任しました。地域包括ケアの中で、特に保険薬局の薬剤師の役割が大きく変わろうとしています。在宅患者への最適かつ効率的で安全・安心な薬物療法の提供が求められています。具体的には他の医療スタッフ(地域の医療・介護の専門家)と連携して在宅訪問し、服薬説明、残薬管理、ポリファーマシー、相互作用チェック、疑義紹介、処方提案などの業務を行います。
2017年9月1日には東灘区住吉宮町3丁目に地域連携サテライトセンターがオープンします。薬剤師会、医師会、歯科医師会、訪問看護ステーション、地方自治体(神戸市・東灘区など)、地域住民などとの教育・研修に関する共同事業を行い、地域で活躍できる学生教育を順次考えていきます。皆様方のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

福井 英二

福井 英二 臨床特命教授

超高齢化社会を迎え、いわゆる2025年問題に対応すべく、国の医療計画、「地域医療構想」並びに「地域包括ケアシステムの推進」がスタートして、病院薬剤師及び薬局薬剤師はどのように職能を果たすかが重要であります。国の政策に学生時代から関心を持ち、社会に出てからしっかりした道筋を歩むために、常に患者サイドに立って「医療人として何をすべきか」という問題意識を持って取り組んでいけるよう支援したいと考えています。まずは、薬物療法における実践的能力を身につけていただきたい。そして、医薬品に関する最新のエビデンスに基づく情報を把握し、医師に適切な処方提案を行い、医薬品の適正使用の推進に貢献できる薬物療法の専門家として活躍する薬剤師を目指していただきたいと思います。

山本克己

山本克己 臨床特命教授

薬剤師が就く職業は多岐にわたりますが、結果的に全てが医療に結び付いています。そして医療は、他人に“良い仕事をする”ことで人間ならではの高度な喜びと充実感を感じとることができ、“人としての成長、人格の向上”という人生の大目標において極めて有利な職業です。薬剤師が“良い仕事をする”ために必要となる能力は、人を慈しむクリニカル力と、解答のない世界に挑むことのできるサイエンス力です。これらの力を学生が培うことができるよう、また、学生が社会の出発点に立つとき出来るだけ良い環境を与えられるよう、38年間の病院薬剤師(大阪府)の経験を活かして貢献したいと考えています。