研究テーマ
スタッフ

國正 淳一 特任教授
担当科目:初期体験臨床実習 処方解析Ⅱ OTCヘルスケア論 安全管理医療 社会保障制度と薬剤経済 地域医療・プライマリケア論 がん薬物療法論 感染制御学Ⅱ 高齢者医療 在宅医療演習 総合薬学講座 実務実習事前教育 薬局実習 病院実習 卒業研究(神戸大学コース)
学位:博士(医学)

山本 克己 特任教授
担当科目:初期体験臨床実習 処方解析Ⅱ 総合薬学講座 実務実習事前教育 薬局実習 病院実習 卒業研究 医療薬科学研修特論
学位:博士(医学)
薬剤師が就く職業は多岐にわたりますが、結果的に全てが医療に結び付いています。そして医療は、他人に“良い仕事をする”ことで人間ならではの高度な喜びと充実感を感じとることができ、“人としての成長、人格の向上”という人生の大目標において極めて有利な職業です。薬剤師が“良い仕事をする”ために必要となる能力は、人を慈しむクリニカル力と、解答のない世界に挑むことのできるサイエンス力です。これらの力を学生が培うことができるよう、また、学生が社会の出発点に立つとき出来るだけ良い環境を与えられるよう、38年間の病院薬剤師(大阪府)の経験を活かして貢献したいと考えています。

國東 ゆかり 臨床特命教授
担当科目:初期体験臨床実習 社会保障制度と薬剤経済 処方解析Ⅰ 在宅医療演習 総合薬学講座 実務実習事前教育 薬局実習 病院実習
薬剤師は安心で安全な薬物療法を提供する医療者であるだけでなく、時代に対応できる薬のスペシャリストであることが求められています。あらゆる分野や場面においての「連携」が患者をとりまく医療従事者の最も重要なキーワードになります。親切で丁寧なコミュニケーション、地域の住民・患者への誠実なサポート、迅速で確実な情報の発信力等が必要です。学生が臨床に繋がる研究等に邁進し、基礎学力を養い自己研鑽を積み社会で活躍できるよう、38年間の病院薬剤師の経験を活かして学生の育成に貢献したいと考えています。

小椋 千絵 臨床特命教授
担当科目:初期体験臨床実習 IPW演習 処方解析Ⅱ 総合薬学講座 実務実習事前教育 薬局実習 病院実習 卒業研究
薬剤師の業務は「対物業務」から「対人業務」へ移行しつつあります。つまり、調剤など薬中心の業務から、処方監査や処方提案、服薬指導、副作用・服薬状況の多職種へのフィードバックなど患者中心の業務への対応が求められています。また、多職種との連携、地域連携に必要なコミュニケーション力やICTの活用など時代の変化やニーズに対応できる適応力も重要です。長年、臨床の場で病院薬剤師として患者さんに学ばせていただいた経験を活かし、薬学生の皆さんが、患者さんを思いやり、チーム医療の一員として有効な薬物療法に積極的に関われるような薬剤師になれるように支援していきたいと思います。

濵名 則子 臨床特命教授
薬剤師は様々な形で「薬」に関わる職業ですが、どんな形であろうとも、患者様が安心して薬物治療を受けられることが目標となります。病院薬剤師として長年働いてきた間、私は常々「患者様のために」を考えておりましたし、今でも一番心に残っているのは、服薬指導を担当した患者様から頂いた数々の言葉です。近年、医療の現場ではタスク・シフトが進み、薬剤師が活動する場所も機会も増えています。病院、薬局に関わらず薬剤師として、薬や病態の知識は勿論のこと、その安全管理にも積極的にかかわる必要があり、さらにチーム医療を円滑に行うためにも、コミュニケーション力を磨いていかなければなりません。今後ますます他の医療職の方々や、何よりも患者様から信頼される薬剤師の活躍が期待されていると思います。誰からも信頼される薬剤師の育成を目指して、少しでもお役に立ちたいと思っております。

野村 剛久 臨床特命教授
現代医療は高度化し、複雑化しています。その中で、薬剤師は医療の担い手として、薬物治療の適正化や副作用などのリスク回避に貢献する使命を与えられています。臨床の現場は、薬学の知識が患者さんの命を救う、生きた舞台です。単なる知識の羅列だけではなく、「人間力」が試される場でもあります。患者さん一人ひとりの背景や性格、抱えている不安を理解し、寄り添い、共感する能力が求められます。薬剤師という専門家としての知識と、温かい人間性を両立させることで、信頼関係を築くことが大切です。さらに、日々変化する医療現場では、その時々の課題に対して医師や看護師など様々な領域の専門家と連携し、患者さんのために共に考え進めることが常に行われています。薬剤師は医療チームの一員として、薬物治療における最新のエビデンスに基づいて「創造性」と「問題解決力」の発揮を求められる重要な役割を担っています。薬学生の皆さんは、今、未来の医療を担うという夢への第一歩を踏み出しています。皆さんが科学と医療との懸け橋として活躍できるよう、長年の病院現場での経験をもとに支援したいと考えます。

福井 由美子 臨床特命教授
現在、臨床の現場では、AⅠで事前問診を取り、世界共通のデータに基づいた薬物治療が行われています。医師がオーダーした処方は、機器により自動で錠剤が取り揃えられ、散剤が秤量されます。キーワード入力で服薬指導記録の概要も作成できます。自分が新人で調剤に励んでいた頃には、こんなダイナミックな変化を全く想像もしていませんでした。薬剤師は機器に置き換えられるのでしょうか?現実はむしろ「薬の専門家」として、薬剤師の資格がなければできない業務に特化する方向へタスクシフトが進んでいます。実際には人間である薬剤師にしか出来ない活躍の場がまだまだあるのです。それらの基礎を築く場として大学は、実は大変重要な時期であったと本当に感じます。環境の整ったこの大学で学び、可能性に満ちた学生の皆様に少しでもお力になれるよう心を込めてサポートさせていただきます。