課題解決型演習で考え抜く力をつける

低年次からの思考力育成型演習の実践と並行して薬学の基礎から臨床に関する知識の修得を経て、長期実務実習(病院実習・薬局実習)を目前にした4年次において、実習前の総仕上げとして、「薬学的症例解析演習」(課題解決型演習(PBL))で考え抜く力を養います。
この科目では、「8つの代表的な疾患」の模擬症例を題材に、初日に症例と課題が提示されてスモールグループディスカッション(SGD)を行い、2日目に課題に関連する多角的視点からのレクチャーを受け、3日目に再度SGDを行い、4日目に新たなレクチャーを受け、最終日に発表を行うという授業スケジュールで行います。授業以外にも自学自習を行い主体的に課題に取り組むことで、症例ごとに異なる状況について考え抜き、「解決策」を導き出す楽しさと難しさを感じ、それを実習及び卒業後の現場での糧にしてほしいと考えています。

初期体験臨床実習

神戸大学と共同で実施、開講している科目です。1年次生が入学時に抱いている興味、モチベーションの維持と勉学意欲の向上を目的として、実施しています。専攻の異なる両大学学生は、混成チームの一員として相互交流を図り、医療の実践現場のスタッフから学ぶとともに、学びを共有し、今後の学習に対する意欲や主体性を強化します。また、チーム医療の実際を知り、多職種協働(IPW)の重要性を認識します。課題解決に向けて必要な考え方を身につけます。

実習内容

チームビルディング演習、病院医療現場見学、スモールグループディスカッション、班別発表会

薬学的症例解析演習

低年次からの思考力育成型演習(ロジカル思考演習)の実践と並行して薬学の基礎から臨床に関する知識の修得を経て、長期実務実習(病院実習・薬局実習)を目前にした4年次において、実習前の総仕上げとして、「薬学的症例解析演習」(課題解決型演習(PBL))で考え抜く力を養います。
この科目では、「8つの代表的な疾患」の模擬症例を題材に、初日に症例と課題が提示されてスモールグループディスカッション(SGD)を行い、2日目に課題に関連する多角的視点からのレクチャーを受け、3日目に再度SGDを行い、4日目に新たなレクチャーを受け、最終日に発表を行うという授業スケジュールで行います。授業以外にも自学自習を行い主体的に課題に取り組むことで、症例ごとに異なる状況について考え抜き、「解決策」を導き出す楽しさと難しさを感じ、それを実習及び卒業後の現場での糧にしてほしいと考えています。

IPW演習

5年次に、神戸大学と共同で実施、開講している科目です。IPW演習は、専門領域の異なる学生メンバー間で目標を共有し、ディスカッションを行い、問題解決の過程を体験的に学習します。重要なのは、自己に気付き、他者を尊重し理解しようとする「関心」を持つことです。グループ間の積極的なかかわりから学びや相互理解を深め、チームで協働することの意義を理解することを目指します。1年次で開講している初期体験臨床実習とは異なり、より専門的な課題に取り組みます。

実習内容

グループワーク(症例検討)、班別発表会