神戸薬科大学 医療データサイエンス・AI教育プログラム

本学では、データサイエンス・AIを活用して薬学研究の進展に貢献できる薬剤師や、業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献できる薬剤師の育成を目指して、2024年度入学生より「医療データサイエンス・AI教育プログラム」を開講しております。このプログラムは文部科学省 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)の内容を包含しております。また、兵庫県下の病院または薬局からご提供いただいた臨床のデータを題材としたデータ解析PBL※を取り入れ、より実践的なデータサイエンス・AIの活用能力を養います。
※データ解析PBLは、2023年度入学生に対しても実施しています。 上記の他、本学入学生の全員が1年前期・後期にリテラシーレベルの数理基礎となる微分積分学(数学Ⅰ・数学Ⅱ[いずれも必修・1.5単位])を履修しています。また、2025年度以降入学生は線形代数[選択・1.5単位]も履修可能となっています。

学修内容

(1) 医療分野におけるデータサイエンス・AIの技術概要、活用例、その際の留意事項について学ぶ(情報リテラシー)。
(2) 医療分野において必要となるデータリテラシーを身につける(統計学)。
(3) 医療分野、特に臨床研究において必要となる高度な統計的推測法を身につける(医療統計学Ⅰ医療統計学Ⅱ)。
(4) 医療分野で扱う実際のデータに対し、データ解析の目的に沿った統計解析法を選択する能力を身につける(医療統計学Ⅰ医療統計学Ⅱ)。
(5) 統計ソフトウェアによりデータ解析を行い、データ解析の結果を適切に解釈する能力を身につける(医療統計学Ⅰ医療統計学Ⅱ)。
データ解析PBLの様子(医療統計学Ⅰ

履修対象

2024年度以降の入学生全員
(医療統計学Ⅱ以外の科目は、本学の卒業要件における必修科目となっています。)