薬剤師の生涯研修にさまざまな支援を続ける
エクステンションセンター

本学で実施している研修講座はすべて公開講座です。卒業生はもちろん、他大学出身の薬剤師や医療従事者の方なども多く受講されています。医療現場の薬剤師に有用かつ実践的な生涯研修の場と情報を提供し、薬剤師支援活動の強力な拠点になることを目指しています。
時節に応じた話題を捉えた講義、症例を用いた実践的なセミナー等を実施し、薬剤師の資質向上に寄与するとともに、学部学生にも活かせられることを期待しています。
これらの公開講座はエクステンションセンターが推進し、ホームページ上で情報を発信し、申込みを受付けています。

卒後研修講座(CPD)

全国屈指の伝統と実績、規模を誇る、薬剤師のスキル向上支援の場

最新の医療や医学を学べる場を提供するため、本学では1975年から「卒後研修講座」(CPD)を開講しています。本学の卒後研修講座は全国屈指の伝統と実績、規模を誇り、最新の医学・薬学情報を総合的かつ体系的に修得できるように編成した、学術的色彩の濃いユニークな研修講座です。毎回メインテーマに基づく、総論・各論と薬剤師職能に関係する、最近のトピックスで構成されています(全9コマ)。講師陣は全国的視野に立って選定され、斯界の第一線で活躍されている研究者や臨床家に依頼し、受講者からは好評を得、毎回高い評価を得ています。

写真 第40回卒後研修講座

リカレントセミナー

「卒後研修講座」のアドバンスト・コース

「卒後研修講座」のアドバンスト・コースとして始めたセミナーですが、より深く学びたいという声に応え、現場の実務に即した専門領域別・職域別に比較的少人数の受講者を対象としたセミナー形式の研修会を実施しています。各専門分野に特化したテーマを設定し、医師と薬剤師が病態の基礎や薬物治療について講義を行い、症例を交えたSGDを実施しています。
フィジカルアセスメントや、コーチングスキルを用いたコミュニケーションについての研修会も企画しています。

写真 リカレントセミナー

薬剤師実践塾

多職種の中での薬剤師の専門性を活かす

医療の高度化、急速な高齢化の進展に伴う医療環境の大きな変動により、医療職種間での連携の重要性が高まっています。薬剤師も他職種と協働し、質が高く安心・安全な医療を提供することが求められています。他職種の技術を学ぶとともに、多職種の中で薬剤師としての専門性を活かした技術を発揮できるようどのように判断し、何ができるかを考える研修を実施しています。

写真 薬剤師実践塾(症例検討)

シンポジウム

薬剤師の未来について討論する

病院の病棟や薬局、在宅医療の現場で薬剤師の新たな業務展開は必須のこととなっています。多くの薬剤師業務の中で今直面している問題点にスポットをあて、最新の話題をテーマに、他職種を含む棋界の先駆的・指導的立場における専門家を招いてさまざまな角度から意見交換を行い、相互理解を深めるとともに、今後の薬剤師業務の方向性やあるべき姿について多角的に議論します。

写真 シンポジウム

症例検討会

薬学的視点を活かして主体的に活動するための考え方をトレーニングする

実臨床で薬剤師が主体的に活動するためには、薬学的知見に基づいた臨床判断が必要です。
症例検討会では実症例を題材に、病院薬剤師、薬局薬剤師それぞれの立場や視点を共有しながら病態と薬物治療をどのように把握・評価し、臨床介入するかについてSGDを実施します。

写真 症例検討会

健康食品講座

健康食品やサプリメントを有効かつ安心して利用できるように、
科学的根拠に基づいた適正な情報を提供できる薬剤師を目指す

本講座は、健康食品やサプリメントを消費者が有効かつ安心して利用するために、薬剤師が科学的根拠に基づいた適正な情報を提供できるよう、薬学・医学・栄養学・食品学の科学的知識をもとに、健康食品の一次機能(栄養機能)、二次機能(感覚機能)、三次機能(体調調節機能)に関する知識を修得できる研修プログラムとしています。医師法第17条をはじめ医事関係法規等を遵守した上で、適切な健康食品やサプリメントの選択をするための情報提供や助言を行える薬剤師養成が重要であると考えています。健康食品については、医薬品開発における臨床試験(治験)の実施基準(GCP)に相当する法的規制がなく、有効性、安全性に関する科学的根拠に乏しく、医薬品との相互作用に関する資料も少ないことが現状です。これらをふまえ、科学的な視点で評価判断できる薬剤師の育成を目指し、座学と健康食品領域に関連する実習、実践・実技等の内容を含む薬剤師健康食品実践塾を実施します。

写真 健康食品講座

「在宅医療」を支援する指導薬剤師養成プログラム

専門的知識や技術を学び、薬物治療のリスクマネージャーとしての実践力を備える共有プログラム

医療の高度化、急速な高齢化の進展に伴う医療環境の大きな変動により、患者居宅における医療職種の連携した医療提供の重要性が高まっています。薬剤師もチームの一員として他職種と協働し、専門性を生かした質が高く安心・安全な医療を提供することが求められています。
そこで薬剤師を対象に、専門的知識や技術を鍛え薬物治療のリスクマネジメント力やチーム医療での実践力を育成するため、生涯研修スキルアッププログラムと臨床能力育成プログラムを企画しています。臨床能力育成プログラムは、受講者が患者宅や、訪問看護ステーション、診察室など医療現場に赴き、多職種と連携しながら薬剤師としての質の高い専門性を活かした医療提供などの研修を行い、スキルアップを図るものです。

写真 「在宅医療」を支援する指導薬剤師養成プログラム「輸液調剤の基礎と実践」での実習

写真 「在宅医療」を支援する指導薬剤師養成プログラム「老人体験」