• 2026/10/09
  • KPU Research

【プレスリリース】マイタケY10M株の継続摂取が免疫応答を高め、一部の風邪様症状の負担を軽減する可能性(神戸薬科大学 微生物化学研究室・ユキグニファクトリー株式会社・島根リハビリテーション学院・社会医療法人仁寿会加藤病院)

 神戸薬科大学 微生物化学研究室の増田 有紀 講師、小西 守周 教授らの研究グループは、ユキグニファクトリー株式会社、島根リハビリテーション学院、社会医療法人仁寿会加藤病院との共同研究により、健康な成人を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験*1を実施し、試験を完了した155名を解析対象として、マイタケ摂取が風邪様症状および免疫応答に及ぼす影響を検討しました。参加者は、マイタケを含有しないパン、Y10M株またはC5304株のマイタケを配合したパンを、若年成人では11週間、中高年成人では18週間、毎日摂取しました。その結果、摂取期間における上気道感染症(URTI)*2全体の発症率には群間で有意差が認められませんでしたが、症状別の解析では、若年成人と中高年成人のいずれにおいても、Y10M含有パンを摂取した群でマイタケを含有しないパンを摂取した群(プラセボ群)と比較して発熱と鼻水の日数が少なく、また若年成人では咽頭痛の日数も少ない結果となりました。一方、C5304含有パンを摂取した群では一貫した症状軽減はみられませんでした。さらに、中高年成人のY10M含有パンを摂取した群の血中では、プラセボ群と比べ、ウイルス感染を防止する形質細胞様樹状細胞(pDC)*3の頻度が上昇し、また一般的な免疫の司令塔となる従来型樹状細胞(cDC)*3においては、その活性化指標であるCD86発現が高まりました。また、末梢血単核球を微生物由来成分で体外刺激した際、抗ウイルス応答や免疫活性化に関わる遺伝子などの応答も増強しました。これらの結果は、Y10M株の継続摂取が、一部の風邪様症状の負担を軽減し、加齢に伴って低下しやすい免疫応答を回復できる可能性を示しています。

 本研究成果は、2026年8月21日に国際科学雑誌「Food & Function」 にオンライン公開され、その後、同誌第17巻18号に正式掲載されました。

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【研究内容】
マイタケY10M株の継続摂取が免疫応答を高め、 一部の風邪様症状の負担を軽減する可能性 〜健康な成人を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験〜
詳しい研究内容は、以下のPDFファイルをご覧ください。
【プレスリリース】マイタケY10M株の継続摂取が免疫応答を高め、 一部の風邪様症状の負担を軽減する可能性.pdf

【論文情報】
(タイトル)
論文名: Maitake mushroom supplementation modulates upper respiratory symptoms and immune responses in healthy adults: a randomized, double-blind, placebocontrolled trial
(雑誌名)
Food & Function
(参考)
DOI: 10.1039/D6FO01593J

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