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神戸薬科大学 臨床薬学研究室の江本 憲昭 教授、池田 宏二 客員教授（現 京都府立医科大学／長寿・地域疫学講座（循環器内科）教授）は、血管内皮細胞が老化するとNotch受容体に結合するNotchリガンドの発現が上昇し、隣接する血管平滑筋細胞のNotchシグナルを活性化する結果、肺高血圧症が増悪することを発見しました。
今回の発見は、血管の老化が肺高血圧症を増悪させるメカニズムを明らかとした画期的な成果です。将来的には、Notchの働きを阻害する新しい治療薬の開発につながることが期待されます。

【研究内容】
「血管老化が肺高血圧症を増悪させる新しいメカニズムの発見」

詳しい研究内容は、以下のPDFファイルをご覧ください。
「血管老化が肺高血圧症を増悪させる新しいメカニズムの発見」




本研究成果は、「iScience」の2023年4月11日号電子版に掲載されました。

【論文情報】
（タイトル）
"Endothelial cell senescence exacerbates pulmonary hypertension by inducing juxtacrine Notch signaling in smooth muscle cells"

（参照URL）
iScience誌ウェブページ: https://www.sciencedirect.com/journal/iscience

（雑誌名）
iScience