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2021年度活動報告

2021年5月15日 第36回がん哲学学校 メディカル・カフェ

開催日時:2021年5月15日(土)13:00~15:30
場 所:WEB開催
テーマ:免疫力に関わるビタミンの話
講演者:鎌尾まや 先生(神戸薬科大学 エクステンションセンター講師)
第36回がん哲学学校 メディカル・カフェを開催し、18名が参加されました(内、本学学生4名)。
新型コロナ感染予防のため、「免疫力」に関する関心も高くなっています。そのような状況の中で「ビタミン」は、日常生活にも取り入れやすく、また多くの代謝に関する補酵素にもなっているので重要な役割を担っています。今回は具体的な実践例も示していただいたので、非常に参考になりました。

2021年7月31日 第37回がん哲学学校 メディカル・カフェ

開催日時:2021年7月31日(土)14:30~17:00
場 所:WEB開催
テーマ:サイモントン療法に学ぶ病と心の関係 〜脳腸相関も踏まえた心の成り立ち〜
講演者:城谷昌彦 先生(ルークス芦屋クリニック院長)
第37回がん哲学学校 メディカル・カフェを開催し、30名が参加されました(内、本学学生13名)。
今回は、腸内細菌に関するご著書もあり非常にご高名なルークス芦屋クリニック院長 城谷昌彦先生に、サイモントン療法についてご講話をいただきました。サイモントン療法は、米国の放射線腫瘍医で心理社会腫瘍医であるカール・サイモントン博士により開発された、「がん患者さんとご家族(または支援者) のための心理療法」です。心理状態は、免疫力にも関係している腸内環境と相関していると言われており、そのつながりが分かる興味深い内容でした。

2021年9月18日 第38回がん哲学学校 メディカル・カフェ

開催日時:2021年9月18日(土)13:00~15:30
場 所:WEB開催
テーマ:笑顔のコミュニケーション
講演者:山本彗莉(えり)先生(あい☆えがお 代表)
第38回がん哲学学校 メディカル・カフェを開催し、27名が参加されました(内、本学学生11名)。
自分を磨いて微笑むことで、自分の周りから日本を、世界を元氣にする活動をされている、あい☆えがお 代表の山本彗莉(えり)先生に、「 笑顔のコミュニケーション 」をテーマにご講話をいただきました。山本先生は、笑顔は肯定のメッセージであり、相手の心を開く鍵であると教えてくださいました。また笑顔を意識するだけでも免疫力はアップします。コロナ禍で社会全体が重たい雰囲気になっていますが、zoomの画面越しに笑顔が溢れ、心が和らぐ楽しい時間になりました。

2021年11月1日~11月30日 神戸薬科大学第14回がんプロ講演会

2021年11月1日(月)~11月30日(火)にオンラインで、「神戸薬科大学 第14回がんプロ講演会」を開催しました。今回のテーマは「がん患者の栄養管理と感染対策」で、医療の最前線で実務に携わっておられる2名の先生方に講演をしていただきました。
最初の講演は、姫路赤十字病院医療技術部栄養課参事の高田ちほ先生に、「がん患者の栄養管理」について講演していただきました。内容としては、手術療法時の栄養管理、術後早期の栄養管理、化学療法時の栄養管理、放射線療法時の栄養管理、免疫栄養療法で注目される栄養素、食欲不振時の食事管理などについて詳しくご講演されました。進行がんでは代謝が変動することなど、薬剤師にとっても非常にわかりやすく、興味深い内容でした。
2番目の講演は、明石医療センター医療技術部薬剤科薬剤科長の寺沢匡史先生に「がん患者の感染対策」について講演していただきました。内容としては、薬局で取り組む感染対策と日本薬剤師会が作成した「新型コロナウイルス感染症対策 薬局向けガイドライン」に関する調査研究の結果について詳しくご講演されました。感染の拡大を防ぐために保険薬局でできることを、がん患者の含めてその患者の状況にあった内容で対策していかなければならないことを力説されました。
今回の2名の先生方の講演は、普段の薬剤師業務にすぐに役立つ内容のものであり、関心度の高い講演会になりました。

2021年11月20日 第39回がん哲学学校 メディカル・カフェ

開催日時:2021年11月20日(土)13:00~15:30
場 所:WEB開催
テーマ:人生会議(ACP)ってなに?
講演者:梶山徹 先生(北野病院緩和ケア部長)
第39回がん哲学学校 メディカル・カフェを開催し、30名が参加されました(内、本学学生12名)。
「人生会議」とは、アドバンス・ケア・ プランニング(Advance Care Planning)の愛称です。これは、あなたの大切にしていることや望み、どのような医療やケアを望んでいるかについて、自ら考え、また、あなたの信頼する人たちと話し合うことを言います。誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があり、その時あなたは、どのような生活やケアを望むか。今回は、医療現場で様々な事例を経験している梶山先生より、人生会議がどのような状況で進められているのか、また患者と医療者側の意識のズレなど、これからの「多死時代」に向けての貴重な内容となりました。特に将来、医療現場に進んで行く学生にとっては、重要な視点が得られたと思います。

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