• 2024/12/02
  • KPU Research

【プレスリリース】分泌タンパク質「ニューデシン」が炎症反応を抑制するメカニズムを解明(微生物化学研究室)

神戸薬科大学 微生物化学研究室の中山 喜明 准教授、小西 守周 教授らは、分泌タンパク質「ニューデシン」が、炎症性マクロファージの活性化を抑制し、過剰な炎症反応を制御する新しいメカニズムを発見しました。研究チームは、ニューデシン遺伝子が欠損したマクロファージを用いた実験により、リポポリサッカライド(LPS)による刺激を受けたマクロファージにおいて、ニューデシンがStat1タンパク質のプロテアソーム分解を促進することでJak/Stat1シグナル伝達経路を抑制し、一酸化窒素(NO)の産生を抑制することを確認しました。
この研究成果は、炎症関連疾患の新たな治療標的としての可能性を示唆しており、2024年12月1日に、国際科学雑誌「Life Sciences」に掲載されました。
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【研究内容】
「分泌タンパク質「ニューデシン」が炎症反応を抑制するメカニズムを解明」
~過剰な炎症を抑える新たな治療標的の可能性~

詳しい研究内容は、以下のPDFファイルをご覧ください。
「分泌タンパク質「ニューデシン」が炎症反応を抑制するメカニズムを解明」

【論文情報】
(タイトル)
"Neudesin, a secretory protein, attenuates activation of lipopolysaccharide-stimulated macrophages by suppressing the Jak/Stat1/iNOS pathway"

DOI: https://doi.org/10.1016/j.lfs.2024.123185

(雑誌名)
Life Sciences

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