• 2022/07/28
  • 教育・研究

【研究報告】「えっ、そこですか?」 抗体の性能を高める新たな急所の開拓(生命分析化学研究室)

神戸薬科大学生命分析化学研究室 小林典裕教授、木口裕貴特任助教、大山浩之准教授、森田いずみ講師らは、広範な抗体分子のうち、H鎖可変部 (VH) のN末端30アミノ酸からなる枠組み領域1 (framework region 1; FR1) に標的を絞って少数の置換または挿入を加えることにより、抗原 (副腎皮質ホルモン) への結合が飛躍的に強まることを発見しました。
今回の成果は、これまで標的部位として全く顧みられなかったVHのFR1が親和力向上の急所となり得ることを初めて示したものです。

【研究内容】
「「えっ、そこですか?」 抗体の性能を高める新たな急所の開拓」
~H鎖可変部FR1のピンポイント改変により抗体の親和力が飛躍的にup!~

詳しい研究内容については、以下のPDFファイルをご覧ください。
「「えっ、そこですか?」 抗体の性能を高める新たな急所の開拓」
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【論文情報】
(タイトル)
The VH framework region 1 as a target of efficient mutagenesis for generating a variety of affinity‑matured scFv mutants

DOI:org/10.1038/s41598-021-87501-7

(掲載誌)
Scientific Reports

【研究室紹介】
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