学生の活躍vol.0070「一文字 彩乃さん」

Q1研究の概要、そのテーマに取り組んだ理由

ヒドラゾンは反応条件によって極性が転換し、イミン炭素が正電荷と負電荷を併せもつという性質があります。本研究ではこの特性を利用することで、多くの医薬品のリード化合物や合成中間体として重要な構造単位であるピラゾール骨格を新たな手法で合成することに成功しました。

Q2研究途上の苦労や克服したことは？

反応条件の検討に苦労し、多くの実験を行いました。初めはなかなか思うような結果が出ませんでしたが、先生とディスカッションしながらさまざまな条件を検討することで、最適な反応条件を見出し、最後まで研究を遂行することができました。

Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと

今後は博士課程に進学する予定なので、より多くの研究活動や専門分野の勉強を行い、常に新たな発想を持ちながら、研究を遂行したいです。そうすることで、環境に優しい合成法での新規化合物や新規反応の開発を行い、少しでも社会に貢献したいです。