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社会医療法人愛仁会 明石医療センター 病院薬剤師 副主任 
髙田 容希さんのストーリー
社会医療法人愛仁会 明石医療センター 病院薬剤師 副主任

AIで薬剤師の業務の効率化を目指し、患者さんへの想いと、自分らしい働き方を大切に

薬学部での学びと実習・研究を経て、現在は手術室やICUでの業務に従事している高田さん。周術期医療への関わりを深めながら、AI活用による業務効率化と医療の質向上を目指しています。

入学前

学び・研究

卒業後

薬剤師資格の取得を視野に入れ薬学の道へ進むことを決めた。

 高校生の頃、薬関係の仕事がしたいと思い、まず薬学部にいこうと考えました。最終的には理学部と迷いましたが、薬剤師の資格もとれるということで、薬学の道に決めました。神戸薬科大学には、自宅から通学可能なこと、受験時の自分の偏差値を考慮して受験しました。

 受験の際は、英語が苦手で勉強自体やる気が出ませんでしたが、朝一に単語や熟語を覚えるなど、毎日のルーティンを決めて取り組みました。化学や数学は赤本を解くことで、神戸薬科大学の問題の傾向を把握することができました。 次のエピソードを読む

試行錯誤を継続することで成長できる実感を得た。

 2年次生の選択科目で広告についての授業が印象的でした。その授業では、先生から言われたCMがどのようなことを伝えたいのかを考える授業でした。最初、私が提出した内容はCMが伝えたい内容とはかけ離れたものでしたが、先生から一つずつレクチャーを受け、自分なりに訂正していったことでとてもいい内容になったと褒めていただきました。これまでの人生を振り返っても、最初は他人よりもうまくできないことが多かったと思います。しかし、地道にやり続けることで、徐々に差を埋めていくことができるんだと感じることができた授業でした。

 在学中の研究活動については、先輩から引き継いだ研究ということもあり、何をすればいいのかわからず先生の言われた通りにしかできなかったので退屈さを感じていました。そんな中、抄読会の課題論文を与えられました。英語の論文だったので読むだけでも大変でしたが、読み進めていくうちに別の論文を自分で検索し読むようになりました。そうした姿勢もあってか、抄読会でも先生の質問に答えることができ、自分でもうれしかったのを記憶しています。

 それからは、研究の内容もわかってきて研究も徐々に楽しくなってきました。研究室の送別会では、担当の先生から「最初は一番駄目だっただけど、一番伸びてよくなったよ。」と言っていただきました。同時に、2年次生での経験を活かせたなと思いました。 次のエピソードを読む

手術室やICUでの業務を担い医療への貢献と新たな役割に挑む。

 現在は、手術室とICUでの業務をメインで担当しています。最近では手術室の薬剤関連業務に加算がついたことで、周術期に対する薬剤師の関わりが重要視されるようになってきています。当院でもより質の高い周術期医療を提供できるよう、業務体制の構築・充実に取り組んでいます。私自身も中心となって業務の流れや介入方法を検討しながら、日々の業務改善を進めています。

 また、当科のICUでは現在、薬剤師が常駐する体制となっており、ICUチームの一員として患者さんの治療に携わっています。ICUでは、薬物療法の管理や安全性の確保が非常に重要です。そのため、医師・看護師など多職種と連携しながら、薬物療法の最適化や安全性向上に寄与できるよう努めています。
 今後は、自分たちの取り組みを外部にも胸を張って発信できるレベルまで高め、患者さんの治療により貢献できるような仕組みをつくっていきたいと考えています。

 その先の展望としては、自分たちの業務のなかでAIに任せられる部分はどこなのか、という点にも関心を持っています。業務を増やすほど、患者さんの治療やタスクシフト・シェアに貢献できる可能性がありますが、1日の業務時間には限りがあります。AIを活用して業務を効率化することで、医療の質を落とさず、残業を減らせる環境づくりにも繋げていきたいです。自分もそういったツールを使いこなせるような存在になりたいです。

更新日:2026/4/1

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