ドラマが医療に興味を持つきっかけ。
患者さんにいちばん近い医療者として
寄り添える存在になるために薬学の道へ。
私は高校2年生のとき、医療ドラマの影響で医療の世界に興味を持ちました。進路を考える中で決め手となったのは、家族が薬剤師さんにじっくり話を聞いてもらい、安心している姿を見たことです。「患者さんに一番近い存在として寄り添い、安心を届けられる人になりたい」。そう思い、薬学の道へ進むことを決めました。
神戸薬科大学を選んだのは、ストレート合格率の高さや、就職先の選択肢が広いことが大きな魅力だったからです。また、同じ夢を持つ仲間と高め合える環境に加え、山の上にあるキャンパスの自然や、三宮・梅田へのアクセスの良さなど、「勉強もプライベートも充実しそう!」と感じたことも理由の一つでした。
部活終わりに塾へ寄る習慣を大切にしました。苦手な有機化学には苦戦しましたが、友だちと教え合ったり、大好きな生物を「息抜き」として楽しんだりすることで、最後まで前向きに乗り越えることができました。
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同期と共に試行錯誤を重ね、
学会で受賞することができた。
この度、「第75回日本薬学会関西支部総会・大会 薬物治療学・薬理学部会」にて、賞をいただきました。受賞タイトルは、「共有結合型Keap1阻害薬の効率的設計に向けたin silico創薬戦略」です。
パーキンソン病など酸化ストレス関連疾患の治療目的としてKeap1-Nrf2経路の制御が注目されています。今あるKeap1阻害薬は非選択的な反応性によりオフターゲット効果が懸念されているので、Keap1との結合親和性を高めた化合物を設計するためにPCによる自動化ドッキング・構造最適化システムを構築しました。
このシステムがうまくいけばいろんな医薬品開発につながり、自分が出会えなかった人も救えるような素敵な研究だと思ったため、このテーマに取り組みました。
研究中には、構造を最適化するプログラム作りに苦労しました。分子式のような文字情報から立体構造を正しく作り、多様性を保ちながら反応性の高い化合物へ育てる仕組みづくりが難しかったです。先生や研究室のメンバーとたくさん話し合って、いろんな視点から試行錯誤を重ね乗り越えることができました。
現在、システムで作った候補化合物について薬品化学研究室に合成をお願いしています。実際に合成された化合物を細胞や動物に投与して炎症をどれだけ抑えられているのか、どのような結果が出るのか確かめたいです。その結果をもとにシステムを改良し、将来本当に使われるようなお薬になったらいいなと思います。
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薬剤師として患者さんやそのご家族、
医療従事者を支えられる存在になりたい。
実務実習を通じて、薬剤師という仕事の深さを肌で感じ、視野が大きく広がりました。特に、自分の説明に対して患者様から「ありがとう」という言葉をいただいた経験は、私にとって大きな原動力となっています。
今後は、患者様やそのご家族、共に働く医療従事者から信頼され、心強い支えとなれる薬剤師を目指します。常に相手の立場に寄り添い、安心を届けられるよう自ら考え行動していきたいです。