研究室の選択肢の広さに魅力を感じ自分の可能性を広げる進学を決めた。
神戸薬科大学を選んだ最大の理由は、研究室の選択肢の幅広さでした。私はもともと何かを発見すること、物事を深く掘り下げることに強い興味を持っていたため、将来的に研究の道に進みたいと考えていました。神戸薬科大学は多様な研究分野を持つ研究室が充実しており、4年次生の研究室配属の際に自分の興味や関心を制限することなく、幅広い選択肢の中から本当にやりたい研究を選べる環境があると感じたからです。この自由度の高さが、自分の可能性を最大限に伸ばせる大学だと判断し、受験を決意しました。
高校時代、私は薬学部以外の学部を第一志望としていました。現役時代に第一志望に合格することができず浪人することとなり、必死に勉強に取り組みましたが、第一志望には届きませんでした。この経験が、振り返ると現在の道に繋がる大切な出来事だったと感じています。当時は必死にやっていたものの、もっと頑張れたのではないかと思うこともあります。受験に落ちた経験を通じて、自分が振り返ったときに「やり切った」「後悔がない」と言えるように取り組むことの重要性を学びました。この経験は、その後の大学生活や現在の仕事にも大きな影響を与えています。何事に取り組む際も「後で振り返った時に後悔しないか」を自分に問いかけるようになりました。
受験という人生の大きな節目で学んだこの教訓は、困難な状況に直面した時でも、最後まで全力で取り組む原動力となっています。挫折の経験があったからこそ、今の自分の価値観や仕事への取り組み姿勢が形成されたと感じています。
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コロナ禍での実習と研究経験を通して柔軟性と探求心を培った。
最も印象的だった学びは、コロナ禍という特殊な状況下で行った薬局実習と病院実習です。当初は患者さんと接する機会が通常よりも大幅に制限され、十分な経験ができないことに不満を感じていました。しかし今振り返ると、あのような未曾有の状況下での実習は非常に貴重な経験だったと思います。限られた環境の中でも最大限の学びを得ようとする姿勢や、変化に対応する柔軟性を身につけることができました。
また、患者さんとの関わりを通じて、薬の専門知識だけでなく、コミュニケーション能力の重要性を深く実感しました。この経験は、現在の仕事でクライアントや医療関係者と接する際にも大いに活かされています。
生化学研究室では、糖鎖による神経突起伸長への影響について研究していました。マウスを用いた実験が中心だったため、正確な解剖手技の習得が不可欠で、技術向上のために日々練習に励んだことが印象に残っています。研究で最も印象的だったのは、研究室の先生方が私のやりたい研究について手厚いサポートをしてくださったことです。疑問や課題に直面した時も、一緒に解決策を考えてくださり、納得がいくまで研究を続けられる環境を提供していただきました。この経験を通じて、研究に対する探求心をさらに深めることができ、現在の研究開発の仕事に就く原動力となりました。
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予防医学を軸に研究開発と診療支援に携わり新たな価値創出に挑む。
現在は、予防医学をコンセプトとした化粧品やヘルスケア製品の研究開発と、クリニックの診療メニュー開発に携わっています。化粧品開発では、新しい科学的知見やエビデンスをもとに、単なる健康維持ではなく「10歳若返る」というコンセプトで商品開発を行っています。
クリニックコンサルティングでは、AIを用いた治療効果予測システムの開発に取り組んでいます。患者さんの属性や治療履歴のデータを活用し、最適な治療プランの提供と患者さんの治療モチベーション維持をサポートするシステム構築を担当しています。今後は、短期的な目標として、現在連携している発毛分野のクリニックと共に、競合が多い中でも「我々だからできること」「我々でしかできないこと」を確立したいと考えています。長い歴史を持ち豊富な患者データを有するクリニックと連携した商品開発や診療開発を通じて、他にはない独自の価値を創出していきたいです。医療現場のニーズを直接把握できる環境を活かし、実用性の高いプロダクトや治療メニューの開発に取り組んでいきたいと思います。
長期的には、これまで「1を10にする」案件に携わってきた経験を活かしながら、いずれは「0から1を創り出せる」人材になることが目標です。予防医学の普及やAIと医療の融合といった社会課題の解決に向けて、まだ世にないサービスを展開したいと考えています。また、海外展開や海外の先進事例を日本に応用すること、インバウンドも加味したビジネス設計にも挑戦しています。常に学び続ける姿勢を大切にしながら、グローバルな視点で医療・ヘルスケア分野に新たな価値を提供していきたいと思っています。