学生の活躍vol.0054「永井 皓也さん」

Q1研究の概要、そのテーマに取り組んだ理由

βラクタム環をもつ化合物は、抗菌薬をはじめとして様々な薬理活性をもつことが知られています。そのため、βラクタムを簡単に合成できて、しかも、様々な類縁体を合成することができる手法の開発が望まれています。本研究では単純なプロパルギルアミンから一回の実験操作でβラクタムを合成できる反応開発に成功しました。

Q2研究途上の苦労や克服したことは？

目的物の収率の向上に苦労しました。実験当初は満足行く結果が得られず、色んな文献を調べたり、先生方からの助言を頂き実験を行っていく中で少しづつ収率が向上していきました。研究を通して諦めず続けることで結果に繋がるという貴重な経験になりました。

Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと

本研究を通して最先端の研究や学会に関わる機会を得ることができ、充実した時間を過ごすことができました。今後は薬剤師として臨床現場にでていく上で研究室で培った化学的視点からも医療に貢献できるような薬剤師を目指していきたいです。