- 2021/02/25
- 教育・研究
【プレスリリース】動脈硬化症の新たな発症・進展メカニズムの発見(臨床薬学研究室)
神戸薬科大学 臨床薬学研究室の江本 憲昭 教授らは、血管壁に存在する糖鎖の一種であるコンドロイチン硫酸鎖が動脈硬化の発症や進展に重要な役割を果たすことを発見しました。
コンドロイチン硫酸鎖はもともと血管にありますが、動脈硬化症のきっかけとなるコンドロイチン硫酸鎖は長さが伸びると、脂質と結合しやすいコンドロイチン硫酸鎖に変化します。このコンドロイチン硫酸鎖の長さを調節する酵素であるChGn-2の働きを抑制することで動脈硬化症の発症・進展を抑えることができました。
これらの成果をまとめた論文がアメリカ心臓協会の学術誌であるArteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology(ATVB)に日本時間2021年2月24日午後7時に掲載されました。
【研究内容】
「動脈硬化症の新たな発症・進展メカニズムの発見」
~血管壁のコンドロイチン硫酸鎖が動脈硬化症の発症・進展に関わることを証明した世界初の成果~
詳しい研究内容については、以下のPDFファイルをご覧ください。
「動脈硬化症の新たな発症・進展メカニズムの発見」
今回の発見は、血管に脂質が沈着する新しいメカニズムを明らかにした画期的な成果です。
将来的には動脈硬化症に対して、血管のコンドロイチン硫酸鎖をターゲットとした新しい診断法や治療法の開発につながることが大いに期待されます。
---
【論文情報】
(タイトル)
"Chondroitin Sulfate N-acetylgalactosaminyltransferase-2 Impacts Foam Cell Formation and Atherosclerosis by Altering Macrophage Glycosaminoglycan Chain"
DOI:10.1161/ATVBAHA.120.315789
(掲載誌)
Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology(ATVB)
コンドロイチン硫酸鎖はもともと血管にありますが、動脈硬化症のきっかけとなるコンドロイチン硫酸鎖は長さが伸びると、脂質と結合しやすいコンドロイチン硫酸鎖に変化します。このコンドロイチン硫酸鎖の長さを調節する酵素であるChGn-2の働きを抑制することで動脈硬化症の発症・進展を抑えることができました。
これらの成果をまとめた論文がアメリカ心臓協会の学術誌であるArteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology(ATVB)に日本時間2021年2月24日午後7時に掲載されました。
【研究内容】
「動脈硬化症の新たな発症・進展メカニズムの発見」
~血管壁のコンドロイチン硫酸鎖が動脈硬化症の発症・進展に関わることを証明した世界初の成果~
詳しい研究内容については、以下のPDFファイルをご覧ください。
「動脈硬化症の新たな発症・進展メカニズムの発見」
今回の発見は、血管に脂質が沈着する新しいメカニズムを明らかにした画期的な成果です。
将来的には動脈硬化症に対して、血管のコンドロイチン硫酸鎖をターゲットとした新しい診断法や治療法の開発につながることが大いに期待されます。
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【論文情報】
(タイトル)
"Chondroitin Sulfate N-acetylgalactosaminyltransferase-2 Impacts Foam Cell Formation and Atherosclerosis by Altering Macrophage Glycosaminoglycan Chain"
DOI:10.1161/ATVBAHA.120.315789
(掲載誌)
Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology(ATVB)