学生の活躍vol.0062「神原 妃弥さん」

Q1研究の概要、そのテーマに取り組んだ理由

私は、抗がん剤を腫瘍組織に効率的に送達させるリポソーム製剤の開発の研究を行っています。リポソーム製剤にはEPR効果を示さない腫瘍細胞に薬剤を十分に送達できない問題点があります。そこで、この問題を解決し、より多くの患者様の治療に貢献できる薬剤を開発したいと考え、私は腫腫瘍組織に集積する性質を持つ間葉系幹細胞（MSC）を利用したリポソーム製剤開発に取り組みました。

Q2研究途上の苦労や克服したことは？

最初は研究内容を理解することから苦労しましたが、先生方や先輩方からの指導や、自分自身で実験を行っていくにつれて、様々な知識を身に着けることが出来ました。次第に、研究に対して自分なりの考えや疑問を持つことができ、積極的に研究を進めることが出来ました。

Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと

私は研究活動を通じて、多くの患者様を助けるために現状の問題点を見つけ様々な解決方法を模索していく力を身につけることができました。将来、私は病院薬剤師として働くため、自分が成長する過程で得た知識をもとに患者様や、そのご家族の健康に貢献していきたいです。