学生の活躍vol.0030「立本 愛さん」
6年(受賞時)
薬理学研究室
立本 愛さん
次世代を担う創薬・医療薬理シンポジウム2019 優秀ポスター発表賞
2019年8月31日付
受賞タイトル:ミクログリアにおける新規Nrf2-ARE経路活性化物質による炎症性サイトカインの抑制作用とその機序の解析
- 薬理学研究室
- 薬理学研究室
次世代を担う創薬・医療薬理シンポジウム2019 優秀ポスター発表賞
2019年8月31日付
受賞タイトル:ミクログリアにおける新規Nrf2-ARE経路活性化物質による炎症性サイトカインの抑制作用とその機序の解析
Q1研究の概要
ミクログリアは中枢神経系の免疫担当細胞であり、その過剰な活性化は神経炎症を引き起こし、神経変性疾患の病態形成に関与すると考えられています。したがって、ミクログリア活性化に伴う炎症の抑制が神経変性疾患の予防および治療の標的として期待されます。今回の研究では、我々が独自に見出した化合物が、ミクログリアの炎症性活性化を抑制することを明らかにし、その機序についても解析を行いました。
Q2研究途上の苦労、工夫した点
作用機序についての研究を進めるなかで、今まで多く報告されてきた機序と異なる結果が出ました。しかし、その結果を基に先生や仲間と共に、文献などを探し研究を進めることで新たな機序の可能性を見つけ、研究の方向性を変えることが出来ました。
Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと
今回の研究を通して、目の前にある結果から考えられることはたくさんあり、その可能性を検証していくことの大切さを感じました。研究や学会への参加で学んだことを活かし、これから薬剤師として自己研鑽していきたいです。最後になりましたが、今回の受賞においては、薬理学研究室・教授 小山豊先生、講師 泉安彦先生に多大なるご指導をいただき、誠にありがとうございました。