学生の活躍vol.0051「阪上 結さん」
6年(受賞時)
製剤学研究室
阪上 結さん
日本薬剤学会第37年会 日本薬剤学会永井財団学部学生七つ星薬師奨励賞
2022年5月27日付
受賞タイトル:中分子ペプチドを利用した新規肥満治療薬の開発:鼻腔内投与後の脳移行性に対するペプチドの安定性の影響
- 製剤学研究室
- 製剤学研究室
日本薬剤学会第37年会 日本薬剤学会永井財団学部学生七つ星薬師奨励賞
2022年5月27日付
受賞タイトル:中分子ペプチドを利用した新規肥満治療薬の開発:鼻腔内投与後の脳移行性に対するペプチドの安定性の影響
Q1研究の概要、そのテーマに取り組んだ理由
現在使用されている抗肥満治療薬は依存性が強く、より安全かつ有効な治療薬の開発が望まれています。CPNは摂食抑制やエネルギー代謝亢進作用を示す受容体に活性を示すため、肥満治療に応用できると考えました。本研究では、CPNの脳内送達を実現するため鼻腔内投与に着目し、安定性の異なる2種類のCPNの脳移行性及び薬理効果の相違を検証しました。
Q2研究途上の苦労や克服したことは?
初めは、実験の手技に慣れず、時間がかかってしまい先生や先輩方に手伝っていただくこともありました。また、1日費やした実験の結果が得られず、悔しい思いをしたこともありました。しかし、実験を重ねる中で、効率的に行えるよう工夫したり、実験の改善点を考えたりすることで、成果を得ることが出来ました。
Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと
私は、今回初めて学会発表を行い、とても貴重な経験になったと思っています。発表の質問対策として、先生とディスカッションを行い、研究内容の理解がより深まった一方で、限られた時間の中で相手に分かりやすく説明することの難しさを痛感しました。この経験を活かし、将来的には病院薬剤師として学会に挑戦したいと思っています。