学生の活躍vol.0033「阿部 栞里さん」
5年(受賞時)
微生物化学研究室
阿部 栞里さん
日本薬学会 生物系薬学部会 第20回Pharmaco-Hematologyシンポジウム優秀発表賞
2019年6月8日付
受賞タイトル:分泌型ヘムタンパク質Neudesinによる赤血球代謝調節機構の解析
- 微生物化学研究室
- 微生物化学研究室
日本薬学会 生物系薬学部会 第20回Pharmaco-Hematologyシンポジウム優秀発表賞
2019年6月8日付
受賞タイトル:分泌型ヘムタンパク質Neudesinによる赤血球代謝調節機構の解析
Q1研究の概要
昨年度、分泌タンパク質Neudesinの遺伝子欠損マウスでは脾臓の異常により赤血球の代謝新生のサイクルが亢進していることを明らかにしました。一方で、脾臓におけるNeudesinの作用機構については未だ不明な点が多いことから、今回私達は、脾臓に多く発現している赤脾髄MΦの貪食過程に着目し、赤血球代謝調節機構の解析を行いました。その結果、Neudesinがマクロファージによる赤血球代謝を調節していることを見出しました。
Q2研究途上の苦労、工夫した点
研究過程では、思わぬ結果も多く、かなり考察に時間がかかりました。また、当時は自身の実験精度や手技に自信が持てず、毎日が不安でした。ですが、教授・先輩方の手厚いご指導や助言を頂くことによって、学会での発表にまで至ることができました。本当に恵まれた環境で実験が行えたことに感謝でいっぱいです。
Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと
未だ、分泌タンパク質Neudesinの機能については解明されていない事柄が多いため、これからも多方面からNeudesinについてアプローチし、今後の更なる発見に繋がることを期待しています。