学生の活躍vol.0067「田中 宏典さん」
D4(受賞時)
薬剤学講座
田中 宏典さん
第23回製剤機械技術学会仲井賞
2023年10月20日付
受賞タイトル:ビーズミルを用いたコンタミレスナノ粉砕技術XEROGRINTMの開発
- 薬剤学講座
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第23回製剤機械技術学会仲井賞
2023年10月20日付
受賞タイトル:ビーズミルを用いたコンタミレスナノ粉砕技術XEROGRINTMの開発
D4(受賞時)
薬剤学講座
田中 宏典さん
第23回製剤機械技術学会仲井賞
2023年10月20日付
受賞タイトル:ビーズミルを用いたコンタミレスナノ粉砕技術XEROGRINTMの開発
第23回製剤機械技術学会仲井賞
2023年10月20日付
受賞タイトル:ビーズミルを用いたコンタミレスナノ粉砕技術XEROGRINTMの開発
Q1研究の概要、そのテーマに取り組んだ理由
水に溶けにくい薬物は消化管から吸収されにくいですが、ビーズミルと呼ばれる機器を用いて薬物の大きさをナノレベルまで粉砕する(ナノ粉砕)ことで、薬物の溶けやすさを改善し、吸収性を高めることができます。本研究では、このビーズミルの最大の課題である金属コンタミネーションの発生量を最小化することに成功しました。
Q2研究途上の苦労や克服したことは?
ビーズミルはビーズの衝突力を利用して薬物を粉砕するため、ビーズ同士の衝突は避けられません。そのため、金属コンタミネーションを低減すると薬物の粉砕ができなくなるというトレードオフの関係が大きな課題でした。これらを両立した「最適解」を求める上で、網羅的に膨大な検証が必要であったためその点に苦労しました。
Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと
本技術は製薬企業と装置メーカーの共同研究であり、異分野業界の技術の結集が成し遂げた成果であると考えています。今後私は製薬企業の研究員として、吸収性に課題を抱える医薬品開発に本技術の適用を目指していくとともに、品質管理がより困難な注射剤などの製剤への適用も視野に技術開発を進めたいと考えています。