学生の活躍vol.0038「梅澤 直子さん」
6年(受賞時)
生命分析化学研究室
梅澤 直子さん
日本薬学会第141年会 学生優秀発表賞(ポスター発表の部)
2021年3月31日付
受賞タイトル:H鎖 FR1へのアミノ酸挿入による高親和力抗コルチゾールscFvの創製
- 生命分析化学研究室
- 生命分析化学研究室
日本薬学会第141年会 学生優秀発表賞(ポスター発表の部)
2021年3月31日付
受賞タイトル:H鎖 FR1へのアミノ酸挿入による高親和力抗コルチゾールscFvの創製
6年(受賞時)
生命分析化学研究室
梅澤 直子さん
日本薬学会第141年会 学生優秀発表賞(ポスター発表の部)
2021年3月31日付
受賞タイトル:H鎖 FR1へのアミノ酸挿入による高親和力抗コルチゾールscFvの創製
日本薬学会第141年会 学生優秀発表賞(ポスター発表の部)
2021年3月31日付
受賞タイトル:H鎖 FR1へのアミノ酸挿入による高親和力抗コルチゾールscFvの創製
Q1研究の概要、そのテーマに取り組んだ理由
標的抗原に強い親和力を示す抗体は、「分析試薬」として有用です。私の研究室では、コルチゾールに特異的な抗体フラグメント (scFv) の親和力が、そのN末端の6番と7番のアミノ酸 (H鎖 FR1の一部) の間にグルタミンを挿入するだけで25倍も向上することを偶然に発見しました。そこで、この位置に様々なアミノ酸を挿入した分子集団を作製したところ、多数の高親和力変異体を一挙に創製することができました。
Q2研究途上の苦労や克服したことは?
研究の過程には、多くの時間と労力が必要なため私一人では困難な作業が含まれていましたが、研究室の友達が総出で手伝ってくれました。自分の実験も残っているのに私のために快く時間を割いてくれたみんなのおかげでこの成果に辿り着けたと思っています。今も感謝の気持ちでいっぱいです。
Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと
抗体の親和力の増強を目的とする変異導入の標的部位としてVH-FR1に注目した研究は、これまで報告されていません。意義の大きな研究に携わることができて幸運と思っています。私は今、薬局薬剤師としての一歩を踏み出したところですが、この貴重な体験を心の支えとして、精進を続ける所存です。