本学の6年制薬学教育の新たな拠点として2008年春に竣工した11号館は、薬学教育6年制に伴う教育施設・設備の充実を目的に建設されました。薬剤師教育に対する社会的要請を背景として開始された6年制教育では、長期実務実習と共用試験（CBTとOSCE）^※、事前教育を行うことが大きな特徴であります。
その制度変化に対応するために、11号館にはCBT対応のコンピュータ演習室、OSCEや実務実習事前教育を行う実習施設などを備えております。また、大講義室、少人数のグループ討論に利用できる演習室、学生の自主的な学習を支援する自習室、情報支援室、学生フリースペースなども配置。屋上や壁面緑化など環境にも配慮した地上6階建ての11号館は、大学の新しいシンボルであるといえます。

※CBT（Computer Based Testing）・・・実務実習開始前の学生を対象として、実務実習に必要な基本的知識について適正な評価を行うための薬学共用試験。

※OSCE（Objective Structured Clinical Examination）・・・客観的臨床能力試験。実務実習開始前の学生を対象として、実務実習に必要な基本的技能・態度について適正な評価を行うための薬学共用試験。