身近な人を助けたい。
その思いが薬学への第一歩に。
小さい頃、風邪やインフルエンザにかかって薬局へ行く機会があり、その時に親切に接してくださった薬剤師さんの姿が印象に残っていました。またそのような機会から、薬がどのように作用して症状を良くしていくのかにも興味を持つようになりました。薬学を学ぶことで、患者さんだけでなく、家族や友人など身近な人の役にも立てるのではないかと思い、薬学の道を目指しました。
薬剤師を目指すために、薬学の専門知識を幅広く学べる環境で勉強したいと考え、薬学に特化した大学だからこそ、専門性を高めながら学べる点に魅力を感じました。また、オープンキャンパスなどで感じた大学の雰囲気にも惹かれ、ここで学びたいと思いました。
学校推薦型選抜での合格を目指していたので、高校では推薦をいただけるよう、定期テストの勉強を頑張りました。日頃の授業を大切にしながら、計画的に勉強することを心がけていました。合格が決まった後は、大学で化学を学ぶ機会が多いことを知っていたので、入学までの時間を使って高校化学を復習しました。
実際に入学して6年生になった今、神戸薬科大学は薬学を専門的に学べる環境が整っていて、そこが大きな魅力だと思います。授業や実習を通して薬剤師に必要な知識や技能を身につけられるだけでなく、研究にも力を入れているため、興味を持った分野を深く掘り下げることができます。また、先生方との距離が近く、学習や研究について相談しやすい環境も魅力だと感じています。
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仲間と学び、研究に挑む。
探究心が新たな発見へ。
部活動では軽音部に所属し、バンドを組んで学祭やライブハウスで演奏したことが楽しい思い出です。たくさん練習をして、みんなで何度も音を合わせたからこそ、本番では緊張しながらもステージを楽しんで演奏することができました。また、研究の合間にみんなでキッチンカーへ行き、デザートを食べながら話した時間も大切な思い出です。
講義や実習に関しては、特に在宅医療に関する実習が印象に残っています。実際の医療現場を意識しながら、薬剤師だけでなく多職種が連携して患者さんを支えることの大切さを学びました。薬の知識だけではなく、患者さんや医療スタッフとのコミュニケーションも薬剤師にとって重要な力であることを実感しました。
研究で特に印象に残っているのは、予想していなかった結果から新たな可能性が見えてきたことです。酵素の一部を変化させた実験で、これまで見られなかったSafroleの生成活性が一部回復した結果が得られました。小さな変化が酵素の働きに影響することを実感し、研究の面白さを感じました。
そして、この度、「日本薬学会第146年会」にて、学生優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞しました。受賞タイトルは、『ランヨウアオイが産生するSafrole生合成に関与するシトクロムP450の探索』です。
ランヨウアオイという植物が作るSafroleという香り成分の生合成に関わる酵素についての研究で、もともと漢方に興味があったので薬用植物がどのように特徴的な成分を作り出すのかに興味を持ち、遺伝子や酵素の働きを明らかにすることで、植物成分の生合成への理解を深めたいと考え、このテーマに取り組みました。
実験では、予想した結果が得られず、一つずつ条件を変えながら原因を検討することに苦労しました。先生や研究室の方々とディスカッションを繰り返し、結果を丁寧に振り返ることで、粘り強く研究に取り組む力が身につきました。
今回の研究で得られた知見をさらに発展させ、Safroleの生合成に関わる酵素がどのような仕組みで基質を認識し、反応を進めるのかをより詳しく明らかにしたいです。また、研究を通して身につけた探究心や論理的に考える力を、薬剤師としての業務にも生かしていきたいです。
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学びと経験を力に、
一人ひとりに寄り添う薬剤師へ。
就職活動の初めには、大学で開催された就活の始め方やマナーについての講座に参加し、基本的なことを学びました。その後は、自分で企業について調べたり、説明会に参加したりしながら進めました。たくさんの情報を集めて企業を比較することは大変でしたが、自分に合った働き方を考え、自分自身をもう一度見つめ直す良い機会になりました。
卒業後は、患者さん一人ひとりに寄り添い、安心して薬を使用していただける薬剤師になりたいです。処方箋に基づく調剤だけでなく、OTC医薬品や健康に関する相談にも対応できるよう、幅広い知識を身につけたいと考えています。