トップページ >> 学部・大学院 >> 神戸大学との連携協定 >> 初期体験臨床実習
1年次生が入学時にいだいている興味、モチベーションの維持と勉学意欲の向上を目的として、2008年度から神戸大学医学部と連携で初期体験臨床実習を実施しています。この実習では、専攻の異なる両大学学生の混成チームによりスモールグループディスカッション(SGD)、病院医療現場見学、レポートのまとめと発表会を通して知識を深めることで、将来の医療において重要となるチーム医療の考え方を修得します。
学習目的
- 保健医療及び福祉の対象となる「ひと」に接し、彼らの生活の実際と、受けている、あるいは受けたケアの実際を知り、当事者中心の保健医療、福祉について考える。
- 臨床医学の実践の場である大学病院及び学外の教育病院の病棟や診療の場で、医師、薬剤師、看護師をはじめとする医療従事者と共に、医療の現場で1日間合同実習することによって、医療の現場を観察し体験する。
- 保健医療施設及び福祉施設における自己の目指す専門職の役割や機能を知ると共に、ヘルスケアチームを構成する様々な専門職の役割・機能を知る。
- チーム医療の実際を知り、インター・プロフェッショナルワークの視点から、多職種間医療人の協働の重要性を認識する。
学習目標
- 患者中心の医療について、患者・家族の思いや考えを述べることができる。
- 施設内ケア・サービスを利用している「ひと」の1日の生活を理解することができる。
- 施設内ケア・サービスについて、その「ひと」が必要なケア・サービスは何か、どのような職種が関わっているかを知ることができる。
- それぞれの施設の目的や社会的役割について理解すると共に、チーム医療における各専門職の役割・協働の重要性について、グループでの共有、合意に基づく発表ができる。
- この実習を通じて、医学・薬学・保健学・医療に取り組む心構えを養い、専門科目の学修への動機づけとし、これから専門的学修に臨む上での自己の考えを述べることができる。
- 教員、医療現場の指導者など、多くの人々との人間的ふれあいを通じて、専門職の社会的使命、心構え、態度、知識及び技術の習得の重要性を認識し、自己の学習課題を述べることができる。
実習内容の例
1日目
9:00-10:00 |
学部長・学科長挨拶、全体オリエンテーション |
10:00-11:00 |
チームビルディング演習 |
11:20-12:00 |
班別オリエンテーション |
12:00-13:30 |
昼休み |
13:30-1500 |
講演 (患者中心の医療について) |
15:20-17:00 |
シンポジウム |
2日目、3日目、4日目
終日 |
病院見学又は専攻特化型実習 (4日目は専攻特化型実習) |
5日目 (最終日)
9:00-11:00 |
班別ディスカッション(振り返り学習) |
11:00-13:30 |
昼休み |
13:30-17:00 |
全体発表会 |
17:30 |
バーベキュー大会 |
実習の様子
全体オリエンテーション
チームビルディング演習
班別 オリエンテーション
班別 オリエンテーション
講演 (患者中心の医療について)
シンポジウム
シンポジウム
班別デスカッション
全体発表のルール
班別発表
質問
バーベキュー大会