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特別教授・特任教授

田中 研治 特別教授

田中 研治 特別教授

《学生生活全般へのアドバイス》
 私の学生時代を振り返ってみて言えることは、学生生活は本人自身の考え方、行動、生活、社会環境、(あるいは遺伝?)などによって大幅に変わるということです。しかし、学生時代に身につけた習慣は意外と長く継続することもわかりました。「三つ子の魂百までも」という諺通り、人間は多くの場面で、自分の習慣を頼りにして生きる存在です(それがしぶとさ、図太さ、執着心、愛着心の原動力?)。大学生であることを最大限に利用して、将来の自分の姿をイメージしながら、よき習慣を身につけてください。学長も今年の入学式で指摘されましたが、「読書の習慣」は学生生活を豊かにする最大の効果を発揮する習慣でしょう。さらに、人と人との絆を強化することは現代社会で自分らしく生きるための大切な手段です。そのような絆を通して、人間は社会に貢献でき、また助け合いの精神を学び、自己成長するのです。将来、薬剤師や医療業務者を目指す学生として、本学という学びの場の環境、施設、人材を十分に活用する習慣も身につけてください。

《私の担当する授業科目》
 私は1年生の「早期体験学習」の一部と、1〜2年生の講義科目「英語の歴史」、および2年生の英語V、VIを担当します。本来私は英語の教師ですから、英語科目を教えるに当たっては、私自身の信条があります。それは「語学は慣れるまで習え」です(「習うより慣れろ」よりももっと広い視野と大きな継続的努力と忍耐心が要ります)。「英語の歴史」では英語がもとは純粋なゲルマン語の姿(今のドイツ語以上に複雑怪奇だった)をしていたことを説明の出発点として、その後の激しい歴史的変貌を講義しますので、英語の変化を歴史事象として眺めてみたい人は聴講してください。2年生の「総合文化演習」は、ゼミ形式の発表を中心とする科目で、自分で調べて、自分で考え、自分で発表することが義務付けられています。人前で堂々とプレゼンテーションができるための基本を身につけてください。今年のゼミテーマは「ヨーロッパの歴史・文化・言葉」です。では教室で会いましょう。

中江 裕子 特任教授

中江 裕子 特任教授

 2012年春、新しい6年制薬学教育を受けた初の卒業生が社会に巣立って行きました。現在の6年制薬学教育はモデル・コアカリキュラムにそって実施されており、以前の4年制薬学部に比べると大きく変化しています。私が現在担当している科目も「治験」、「社会薬学」、「医薬品開発」などという名前で、私の学生時代には考えられなかった教科ですが、いずれもコアカリキュラムに記載されている内容です。これらの科目や長期実務実習を従来の基礎的な科目に加えて学習した学生達が将来社会でどのような活躍をしてくれるのか大変楽しみです。現行のモデル・コアカリキュラムは改訂され、2015年からは更に改良されたカリキュラムが導入されることになっています。社会の要請に応える薬剤師を送りだすために、未来からの薬学教育、講義を行いたいものと考えています。

太田 光煕 特任教授

太田 光煕 特任教授

 平成18年度から学部教育が6年制に移行し、高度な職能を持ち、先端医療あるいは地域医療に貢献する薬剤師の育成が推進されている。医学の進歩と科学技術の発展を背景に、医薬品開発、薬物治療が著しく高度化した結果、薬剤師に薬の専門家として医療チームに参画し、適正な薬物治療を実践する医療人としての資質と職能が強く求められている。これまでの4年制学部教育に続く修士課程では、薬学、医学に関わる広範な研究を重点的に行うことを通じて知識、技術、研究者として適正な態度を習得し、深い専門性とともに広範な分野で総合的能力を身につけてきた。これからは、修士同等レベルとはいかなくても、6年制薬学がこれにとって代わる域に達することが望まれる。高い研究能力を有する薬剤師となって社会に巣立ってほしい。
 私の専門領域は病態生化学、臨床検査医学、薬物治療学である。また、本学エクステンションセンターの実施責任者として、社会人薬剤師に対して、卒後様々な生涯教育研修講座(医療におけるトピックスを取り上げたCPD講座、臨床薬剤師に特化したリカレント講座、健康食品講座など)を企画提供している。在学生の参加も可能です。ぜひのぞいて下さい。

韓 秀妃 特命教授

韓 秀妃 特命教授

 医療機関の機能分担が進み、患者が医療機関を選択する時代です。医療機関には医療の質、患者サービス、合理化や機能化が問われています。そのなかで薬剤師には安心で安全な医療を提供するために専門性を発揮することが求められています。病院ではチーム医療が定着しつつあり、薬剤師は、医療安全を重視した薬物療法では大いに職能を発揮する重要な役割を担っています。時代の要請に専門性を活かして対応する薬剤師、自らもやりがいが実感できる薬剤師になるためには基礎薬学をしっかりと習得しておくことが重要です。医療の場では基礎の応用と柔軟な発想が必要です。そして医療人として、社会人としての自覚を持っていただきたい。薬学教育6年制卒の薬剤師が誕生したこれからが薬剤師の真価が問われます。皆さんをこれまでの経験を活かして支援したいと考えています。

渡 雅克 特命教授

渡 雅克 特命教授

 いま、薬学をはじめ薬剤師を取り巻く社会環境は急激に変わろうとしています。超高齢化社会を目前に、医療現場では医療の質向上と医療安全確保の観点から、チーム医療において薬の専門家である薬剤師が主体的に薬物療法に参加することが非常に有益であると言われています。それに伴って薬剤師に求められている事は益々増加しています。とりわけ臨床業務、薬と薬物療法に責任を持つ業務は大きく拡大することは間違いありません。今後皆様が薬剤師として社会で大いに活躍できるようサポートしていきたく思っています。
 医療は患者さんと云う「人」が対象となります。大学時代には勉学のみならず友人、先輩、先生など多くの「人」と出会って自己の人間性や社会性を育み、人生観を構築して行くことも非常に大切なことだと思います。
 薬学の分野は多岐に渡り大変でしょうが、先ずは、薬や病気、医療に興味を持って、科学的な視点で捉えた知識の修得や研究と共に人間性の向上を目指し、心から信頼される薬剤師を目指していただきいと思います。

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