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薬品物理化学研究室 
関戸 愛梨さんのストーリー
兵庫県立北須磨高等学校出身

患者様一人ひとりに合った薬物治療を提供できるよう
トータルサポートできる薬剤師になりたい

研究を通じて薬学について深く学び、将来の進路の選択肢が広がると思って進学した関戸さん。そんな彼女が過ごした6年間に迫ります。

入学前

学び・研究

将来の夢

医療の知識を身につけることで
一人でも多くの方の健康を守りたい

 私は多くの病気の治療に使用され、健康の維持に必要不可欠な存在である「薬」について学び、医療の深い知識を身につけることが家族をはじめ一人でも多くの方の健康を守ることに繋がると思い、薬学の道に進みました。

 その中でも神戸薬科大学は単科大学であり、薬剤師免許取得という同じ志を持った多くの仲間と学ぶことができることや薬剤師国家試験の合格率が高いことに魅力を感じ、受験しました。また、研究活動に力を入れており、薬学について深く学び、将来の進路の選択肢を広げるきっかけとなることにも魅力を感じました。

 薬学部では化学の知識が重要であることを知り、基礎の段階から予習復習を心掛けていました。また、予備校で自分に合った講師を見つけることができ、その方の参考書を使用することで解説も理解しやすく楽しく勉強に取り組むことができました。 次のエピソードを読む

試行錯誤しながら研究することは
人生において貴重な経験だった

 大学の研究で印象的だったことは、マウスの腰にがん細胞を移植し、担癌マウスを作製したことです。がんが皮膚にできる患者さんは少なく、授業や実習でも見たことがなかったので、実際にがんが発生し、成長する過程を観察したことがとても印象的でした。

 神戸薬科大学の魅力は、研究に力を入れているところです。目標とする結果を得るために、研究室内で何度もディスカッションを行い、試行錯誤しながら研究することは人生において貴重な経験だと思います。そのような環境で研究を行った結果、日本薬学会第145年会学生優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞しました。受賞タイトルは「ポリマーの熱応答凝集特性を利用したがん細胞傷害効果に関する検討」です。

 日本人の死因の第1位であるがんの研究に貢献することで、多くの人の命を救うことにつながると信じて取り組みました。本研究では、加温することで凝集するポリマーを使用し、がん細胞膜/細胞内膜においてポリマーの凝集を誘導することで膜の特性変化を介した傷害作用を期待し、がん細胞を用いて新規ポリマーの治療効果について評価しました。

 この研究では、ポリマーの種類や添加量、添加時間、加温時間など、実験条件を検討することに苦労しました。本研究は先行研究が少なく、始めは手探りの状態で仮説通りの結果とならない時期が長く続きました。しかし、先生方や友人と何度も意見交換を行い、粘り強く研究を行った結果、がん細胞傷害効果を見出すことができてうれしかったです。 次のエピソードを読む

未病から治療、介護まで
トータルサポートできる薬剤師になりたい

 今回学会に参加させていただき、より良い医療を目指して日々努力することが新たな発見に繋がり未来を切り拓くことを学びました。

 私は健康が一番の幸せであり、健康が笑顔を作ると考えています。患者様一人ひとりに合った薬物治療を提供できるように自己研鑽に努め、今後は未病から治療、介護まで患者様の健康をトータルサポートできる薬剤師となり、医療に貢献していきたいと思います。

更新日:2025/3/31

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