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微生物化学研究室 
阿部 雄飛さんのストーリー
大阪府立池田高等学校 出身

6年間の大学生活で培った主体的行動力と
チャレンジ精神

薬学部への進学理由は「医薬品の研究開発に携わりたかった」から。そんな阿部さんが過ごした6年間に迫ります。

入学前

学び・研究

将来の夢

オープンキャンパスで
薬を届けることの嬉しさを体感。

 薬学部に進んだのは、将来的に医薬品の研究開発に携わりたかったからです。医薬品の研究開発職の現場では薬学部だけでなく、他の学部からでも就職できます。しかし大学の間から医薬品の知識を深めることで、今後自分の携わる医薬品が体のどこに作用して働いているのかなどがわかりやすく、将来研究の場で有利に働くと思い志望しました。

 神戸薬科大学を選んだのは、オープンキャンパスでの軟膏作成や見学が楽しかったからです。オープンキャンパスのときに、軟膏作り体験をしたのは印象的でした。また持ち帰った軟膏を祖父母に披露した時、祖父母にこれが一番効くと言ってもらえたこともとても嬉しかったです。また研究室ツアーでは、いろいろな研究室を回って『今どんな研究を行っているのか』『どんなものを使用しているのか』を聞けてここで是非研究したいと考えました。

 受験時には得意を伸ばすことと苦手な範囲は傾向と対策で補うような勉強を行いました。私自身英語と化学が得意なため、英語は薬学受験で出てくるような医療や生物の英文記事を見て受験英語だけでなく実際どんな言い回しが多いかや単語量を増やしていました。また化学は濃度計算や圧力計算といった計算問題のミスをなくすために参考書なども用いて数をこなし、元素問題や構造決定問題は過去問ベースでたくさん解いて知識量を増やしました。一方で苦手な数学は高得点を取るためにすべての問題を時間内に解こうとするのではなく、解ける問題を絶対に落とさないという気持ちで過去問を解いていました。その結果、本番でも確実に解ける問題を解いた後、見直しを十分行ってから、残りの時間で余った問題も解くことで合格点を確保することが出来ました。 次のエピソードを読む

研究室の先生方の手助けと
新たな知見の獲得

 神戸薬科大学の魅力は、学習環境が整っているところです。私は今まで学校で自習などはしてきませんでしたが、6年生になって国家試験取得のための勉強を学内で始めました。すると新しくできたA棟には空調完備がしっかりあり、しきり机の自習室が各階にたくさん用意されていることに感動しました。またいつでも勉強を教えてくれる先生部屋もあり、勉強については学校内で完結できていると思います。

 研究設備が充実していて、高校の際に使用していた実験器具とは比べ物にならないくらい高価な器具・機械を使用することができました。またマウスを育てるための施設もあり、初めて入ったときマウスが何百匹と飼育されている光景を見て驚きました。

 充実した研究設備で研究できたこともあり、日本薬学会第145年会学生優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞することができました。受賞タイトルは『neudesinはがん免疫応答を抑制し、乳がんの発症と成長を促進する』です。

 大学独自の研究とアンメットメディカルニーズに応えられる研究をしたいという思いから、神戸薬科大学が同定に関わったニューデシンを用いた乳がんの研究に着手しました。

 乳がんの発症、成長、転移におけるニューデシンの役割を検討したところニューデシンがない場合に、乳がん発症時期•成長は遅延され、乳がん総重量•個数も減少しました。また、がんの移植実験では、がんが産生するニューデシン、宿主が産生するニューデシン両方とも免疫細胞を介して腫瘍を成長することが示唆されました。

 がんの移植実験では移植用のがん細胞の培養、マウスの重量・腫瘍体積の観察、腫瘍解剖および解析といった大学での研究経験全てが詰まった実験だったため大変でした。しかしながら、所属研究室の先生方の助けもあり、新たな知見を獲得することが出来ました。 次のエピソードを読む

主体的行動力とチャレンジ精神を
医薬品の研究開発に活かしたい

 卒業後は、一日でも早く医薬品を届け、患者様・ご家族のQOLを向上させるような人材になりたいです。 6年間の大学生活で主体的行動力とチャレンジ精神が伸ばせたと個人的には考えています。私は企業の研究開発職に就職するため、この経験を活かして医薬品の研究開発に貢献したいと考えています。

更新日:2025/10/16

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