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新しい治療法の開発。
                    
                   
                  
                     神戸薬科大学には心血管分野に精通した教授が在籍し、動物実験施設も充実しているため、基礎からトランスレーショナルな研究まで学びやすい環境が整っています。
 私は医師としての経験から、病態を分子レベルで理解し、新しい治療法の開発に貢献したいと考え、神戸薬科大学大学院を受験し、薬学の道に進みました。
                      
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                      研究は想定外の連続。
文献を調べ非典型な知見に触れ、
考え方を広げる。
                    
                   
                  
                     在学中は学部生との関わりも多く、教育面での経験も得ることができたため、将来もしアカデミアに進む場合にも役立つと感じました。また、充実した研究環境で研究を行った結果、研究テーマ『Genetic deficiency of C-C chemokine receptor 4 protects against angiotensin II-induced abdominal aortic aneurysm formation by modulating adaptive immune responses』で第89回日本循環器学会学術集会 23回国際留学生Young Investigator's Second-place Awardを受賞することができました。
 研究の内容は、CCR4欠損マウスを用いてAAA形成への影響を解析。炎症が動脈硬化性疾患に関与する証拠が蓄積されており、その分子機構の解明を目指しました。心血管研究に精通した先生方の支援も大きな動機となりました。
 CCR4が制御性T細胞の移動に関与することから保護的役割を予想していましたが、逆に欠損でAAAが抑制され、混乱しました。文献を調べ非典型な知見に触れ、考え方を広げることで乗り越えました。また、scRNA-seq解析ではプログラミング初心者で苦労しましたが、公開データやAI、共同研究者の助けで前進できました。
                    
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                      海外の研究機関や
製薬企業の研究開発部門で
活躍することを目指す。
                    
                   
                   指導教員は実験計画や研究の方向性において非常に協力的で、研究経験をさらに深めるため、現在は本学でポスドクトラル研究員として研究を継続しています。
 将来は免疫を標的とした治療開発に関わりたいと考え、海外の研究機関や製薬企業の研究開発部門で活躍することを目指しています。まずは現在の研究室で進めているUVB照射による免疫調節と動脈硬化治療の研究を完成させ、新たな知見を発信したいと考えています。