入学してからも活きたのは
高校での基礎固め。
特に化学は入学してからも重要。
薬学の道を選んだのは、高校生の時に「毒と薬」という図鑑に出会ったことがきっかけです。毒と薬は一見正反対のものに思えますが、実は表裏一体であり、使い方や精製などの工夫一つでどちらにもなり得るということを知り非常に衝撃を受けました。実際に医薬品は効果と副作用が共存しており、薬剤師はこのことを十分に理解して安全に使用することが求められます。このことから薬学に興味を持ち、薬学部への進学を決めました。
その中でも神戸薬科大学は単科大学であるため同じ志を持った仲間と学べる環境であることや、教育体制が整っており国家試験の合格率が高いことに魅力を感じました。また、薬科大学の中でも歴史があるため医療業界で知名度が高いことも決め手になりました。
受験のときは、どの科目もまずは基礎を固めるように勉強しました。特に化学は入学後も必要になるため、大学での学習に繋がることを意識して取り組みました。実際に大学入学後、高校での基礎固めが生かされていることを実感したため、しっかりと勉強してよかったと思います。
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「製剤学」という薬学部特有の分野。
多角的に、論理的に思考を重ねる。
授業で印象に残っているのは、低学年時の実習です。教科書での学びに留まらず実際に実験をすることで、より理解を深めることができました。また様々な科目の実習を通して幅広い分野を学んだことで、その後の卒業研究への意欲や興味も高まりました。教科書的な学びだけでなく、実践的に学べる事はとても貴重な経験だと思います。
部活動にも熱中しました。バドミントン部に所属し、授業後や休日に仲間と切磋琢磨しながら練習に励みました。仲間と楽しく時に厳しく練習に打ち込んだことで、忍耐力が身につきました。また部員数が多かったため学年問わず部員同士で話す機会が多く、コミュニケーション力も身につきました。約3年間の部活動をやり遂げた経験と身についた力は、その後の実務実習や研究活動、就職活動にも繋がりました。
卒業研究では、製剤学研究室に所属し、「ビタミンEとビタミンCの誘導体を用いた薬物の経皮吸収性評価」というテーマで卒業研究を行い、第74回日本薬学会関西支部総会・大会 優秀ポスター賞と、日本薬剤学会第40年会 最優秀発表者賞を受賞しました。
この研究では、身近な物質であるビタミンEとビタミンCを結合させて構造を工夫することで、皮膚からの吸収性を向上させる添加剤として利用できる可能性に着目しました。製剤学は薬学部特有の分野であり、既知の物質でも製剤工夫を施すことで有効成分をより効率的に体内へ吸収させるような付加価値を生み出せるという点が面白いところだと思います。
研究を進める上で思うように実験が進まないことや予想外の結果が出ることが多くありましたが、その度に熟考し検証を繰り返して一つ一つ課題を解決することで、良い結果に繋がることにとてもやりがいを感じました。また、先生方や同級生、後輩とディスカッションを重ねることで、物事を多角的に捉え、論理的に考える力が身につきました。研究活動を通して得たこの論理的思考力は卒業後も活かしたいです。
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製薬企業での生産技術開発職に。
人々の健康とQOLの向上に貢献したい。
卒業後は製薬企業で新薬の生産技術開発に携わることで、医療に貢献したいと考えています。
神戸薬科大学は、本格的に就職活動が始まる前から、授業やセミナーを通して自己分析や職種への理解を深める機会が設けられているため、早い時期から将来についてしっかりと考えることができます。特に仕事研究講座など、実際に企業の方が来校されてお話を伺うことができる機会があるため、薬剤師以外の職種への理解も深めることができました。
一方で、就職活動の時期は実務実習や研究活動と被るため、同時並行で進めることが多く多忙でした。しかしながら、キャリア支援課の方や、研究室の先生方が親身に相談に乗ってくださるため、エントリーシートや面接についてのフォローが手厚く、進路への不安もすぐに解消することができました。
生産技術開発を通して、患者様や医療従事者の方々が扱いやすい製剤工夫や、高い安全性の確保と安定供給を可能にするために、大学で得た知識と部活動・研究活動で培ったコミュニケーション力や多角的な視点を発揮し、他分野の方々と意見交流を行いながら医薬品の生産技術向上に携わりたいです。
そして患者様が安心して治療に専念できる環境を整えることや医薬品の効果を最大限に高めることで、患者様や医療従事者の方に寄り添った医薬品の開発を実現し、人々の健康とQOLの向上に貢献したいです。そのためにも今後も自己研鑽を積み、技術者として活躍できる人材になることが目標です。