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総合教育研究センター臨床部門 
木村 美里さんのストーリー
愛媛県立今治西高等学校出身

社会的苦痛に対するがん教育の実施と
その教育効果について

母の何気ない一言をきっかけに薬剤師を目指し始めた木村さん。神戸薬科大学で様々なカリキュラムに主体的に参加し、2つの賞を受賞しました。目標に向かって熱心に学ぶ木村さんが、将来の夢を語ります。

入学前

学び・研究

将来の夢

何気ない一言が
薬剤師を志すきっかけに。

 私が薬剤師を志したのは小学3年生の時です。母の何気ない一言がきっかけでした。その後、祖父のがんへの罹患やがんによる死を経験しました。その時に何も力になれなかったことがとても悔しく、がん患者さんに少しでも貢献したいと感じ、がん治療に精通した薬剤師を目指すようになりました。

 神戸薬科大学を目指したのは、高校時代の先輩が通っており、充実したカリキュラムや楽しそうな大学生活の様子を教えてもらったからです。その後のオープンキャンパスで高度な研究を行っている様子を実際に見て、神戸薬科大学を目指すようになりました。受験では面接試験があったため、毎日放課後に面接練習を行っていました。初めは自分の考えを言葉にすることに時間がかかっていましたが、練習を重ねるにつれて言語化できるようになりました。入試前の模擬試験として教頭先生との面接があったのですが、それが一番緊張しました。 次のエピソードを読む

メディカルカフェで知った「がん教育」。
経済的問題に着目し、研究を深める。

 神戸薬科大学の魅力は、学習面や大学生活において、サポートが手厚いことだと思います。普段の授業においても分からないことがあったときには、先生方はいつでも質問に答えてくださいます。また、担任の先生は定期的にクラス全体に相談事が無いかメールを下さり、いつでも相談できる環境が整っているなと感じています。

 大学では様々なカリキュラムに参加しています。がんについて学びたいと感じていたと同時に、がん教育にも興味があったため、2年次にアクティブラボの受講を決めました。そこで現在所属している総合教育センターでのがん教育、メディカルカフェについて知り、さらに研究を深めることができています。
 研究室の活動の一環であるメディカルカフェでは一般の参加者の方から名前を覚えてもらったり、「いつもありがとう」と声をかけていただいたりしてとてもやりがいを感じています。

 6年次に日本薬学会第145年会学生優秀発表賞(ポスターの部)と、日本医療薬学会第8回フレッシャーズ・カンファランス優秀演題発表賞の2つを受賞しました。研究テーマは「社会的苦痛に対するがん教育の実施とその教育効果について」です。
 がんは現在2人に1人が罹患する時代であり、小中高校では「がん教育」が実施されています。私は、がん治療において患者さんやご家族にとって重要な問題である経済的な問題に着目し、近隣の高校1年生を対象に社会保険制度に関するがん教育を行い、知識・意識の変化を調査しました。
 より正確な調査結果を得るため、細かいアンケート項目を設定しました。統計処理に時間を要したり、統計内容の結果を得るための項目の組み合わせを考えたりすることに苦労しましたが、横山先生や研究室のメンバーと何度も話し合いを重ねることで、多角的な視点から考えることができるようになりました。

 就職活動の面接では、研究やボランティアなど、学内での様々な活動を経験したことで、幅広い分野の話題を深めることができました。また活動を通じて普段から多くの方々とお話をする機会があったため、緊張せずに面接に臨むことができました。 次のエピソードを読む

将来はがん治療に精通した薬剤師に。
がん教育を、全世代へ。

 研究室活動の一つであるメディカルカフェでは、一般の参加者の方々に少しでも心温まる時間を過ごしていただけるよう、今後も努力を続けていきたいと思います。

 卒業後はがん専門薬剤師の資格取得を目指したいと思っています。病院薬剤師として、患者さんと密にコミュニケーションを取り、最適な薬物療法を提供できる薬剤師を目指したいです。
 また大学での研究を活かして今後もがん教育に積極的に携わっていき、がん教育の実施率の向上に貢献したいと考えています。さらに、生徒だけでなく大人世代にもがんに対する正しい知識が広がり、がん患者さんが生活しやすい地域づくりに貢献できるよう、今後も活動を続けていきたいです。

更新日:2025/7/14

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