以前に開発した微生物共培養系を改良し、植物有用成分をより多く生産できる方法を開発
医薬品には植物由来の成分も多く存在します。しかし、原料となる植物資源の枯渇や化学合成が困難などの理由で安定供給が難しいものもあります。この課題を微生物による生産で解決できたらかっこいいと思い、研究に取り組みました。本研究では、以前に開発した微生物共培養系を改良し、植物有用成分をより多く生産できる方法を開発しました。
培養時間を検討する実験では、実験スケジュールが厳しく、朝早く夜遅い日が続き体調管理に苦労しました。それでも思った結果が得られないこともあり大変苦戦していますが、先生方の助言により前に進められ、論文という形にすることの大切さを学んでいます。
次のエピソードを読む
小児医療に貢献すべく、より臨床に近い研究分野に挑戦したい。
今後は、元々関心があった小児医療に貢献すべく、より臨床に近い研究分野に挑戦したいと考えています。中高時代に出会った、あなたがたは「地の塩」「世の光」であるという教えのもと、生活に欠かせない塩のように、また人々に希望を与える光のように、修練を積み、自身の力を周囲に対して発揮できる研究者になりたいです。
※潤井さんは、このコメント以降も以下のとおり受賞されています。
2023年9月17日付
D4(受賞時)
医薬細胞生物学講座
第17回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウム優秀発表賞(口頭発表の部)
受賞タイトル:「Application of co-culture system in synthetic biology for stable production of valuable plant metabolites and other pharmaceuticals(植物有用成分など医薬品原料の安定供給を指向した合成生物学における共培養系の応用)」