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D4年(受賞時) 薬品物理化学講座 
原武 芳江さんのストーリー

全身性アミロイドーシスを標的とする核医学診断用プローブの開発:正常組織における非特異的集積の低減を目指した分子設計

日本薬学会第143年会 学生優秀発表賞 ポスター発表の部
受賞タイトル:全身性アミロイドーシスを標的とする核医学診断用プローブの開発:正常組織における非特異的集積の低減を目指した分子設計

学び・研究

将来の夢

プローブの非特異的な集積の低減を目指した新規プローブ(診断薬)を開発

全身性アミロイドーシスの核医学診断において、画像コントラストの低下の原因となるプローブの非特異的な集積の低減を目指した新規プローブ(診断薬)を開発しました。病態モデルマウスを用いた評価では、標的とする生体内のアミロイドを検出するとともに、既存プローブよりも速やかに排泄されたことから正常組織への非特異的な集積を低減させることに成功しました。
新規プローブは全身に分布する酵素を利用することで速やかに代謝、排出されることを期待しましたが、マウスへ投与すると想定よりも早く代謝を受けることが明らかになりました。そのようなプローブの特性に対し、投与液の組成やpH、評価するタイムポイント等を検討することで、評価における最適条件を見出しました。 次のエピソードを読む

より実用化に適したプローブ開発へと発展させていきたい。

新規プローブはアミロイドへの結合性と速やかな排泄性の2つの特性を併せ持つことにより、画像コントラストの改善が期待できる結果となりました。今後さらにアミロイド結合部位の化学構造や代謝速度等を精査していくことにより、より実用化に適したプローブ開発へと発展させていきたいと考えています。

更新日:2023年3月25日〜3月28日開催

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