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D3年(受賞時) 薬品物理化学講座 
東 里沙さんのストーリー

酸化ストレスに寄与する炭素ラジカルを標的とした放射性プローブの開発及び病態モデルでの評価

第59回アイソトープ・放射線研究発表会 若手優秀講演賞
受賞タイトル:酸化ストレスに寄与する炭素ラジカルを標的とした放射性プローブの開発及び病態モデルでの評価

学び・研究

将来の夢

文献だけでなく動画や解剖図を用いて学び、手技の習得に。

脂質に富む脳では、虚血再灌流時に脂質過酸化反応が生じ細胞障害が惹起されます。そこで、脂質過酸化反応の始まりである脂質ラジカルを捉えることが出来れば、早期治療や診断へ応用できることが期待されます。本研究では、脂質ラジカルの挙動を解明する放射性プローブの開発と中大脳動脈閉塞/再灌流モデルでの評価を行いました。
中大脳動脈閉塞/再灌流モデルの作製において、本研究室で使用経験のないモデル動物であったため作製手技の習得に苦労しました。本モデルは一般的に作製手技が難しく、さらに器具等のオペ環境も不十分であったため、モデル作製における環境の整備から着手し、文献だけでなく動画や解剖図を用いて学び、手技の習得に至りました。 次のエピソードを読む

この研究を発展させ、多岐にわたる応用に繋げたいと考えています。

脂質ラジカルの非侵襲的な検出手法はいまだ確立されておらず、疾患との関連も不明瞭な部分が多く存在します。本研究を発展させ、脳虚血再灌流障害で生じる脂質ラジカルの時空間的な把握や、脳虚血再灌流障害の発症メカニズムやその進展機構の解明など多岐にわたる応用に繋げたいと考えています。

更新日:2022年5月27日付

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