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D3年(受賞時) 薬品物理化学講座 
東 里沙さんのストーリー

過酸化水素を生体内で検出する核医学イメージングプローブの合成

第5回日本核医学会分科会放射性薬品科学研究会/第21回放射性医薬品・画像診断薬研究会 優秀発表賞受賞
受賞タイトル:過酸化水素を生体内で検出する核医学イメージングプローブの合成

学び・研究

将来の夢

様々な条件検討を行い、構造を変えた化合物を新たに設計・合成することで安定な検出プローブを得る。

生体内には、酸化力が強く反応性の高い分子種である活性酸素種(ROS)が存在します。このROSの一種である過酸化水素は半減期が比較的長く種々の疾患への関与が報告されていますが、生体内の過酸化水素を他のROSと区別して検出可能な手法はいまだ存在しません。そこで本研究では、過酸化水素を選択的に検出可能な放射性プローブの合成を行いました。
はじめに過酸化水素検出プローブとして設計・合成した化合物は安定性に乏しいという問題があり、安定性の担保に苦労しました。様々な条件検討を行い、構造を変えた化合物を新たに設計・合成することで安定な検出プローブを得るに至りました。 次のエピソードを読む

開発したプローブを用いることで、あらゆる酸化ストレス疾患の新たな治療法創出に発展させたい。

どの種類のROSが、どのように疾患に関連しているかはいまだ明らかにされていません。そこで、今回開発した過酸化水素検出プローブだけでなく各ROSを選択的に検出するプローブをそれぞれ設計・合成し、疾患に寄与するROSの挙動を捉える手法の構築を行いたいです。さらに開発したプローブを用いることで、あらゆる酸化ストレス疾患の新たな治療法創出に発展させたいと考えています。

更新日:2022年7月8日付

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