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6年(受賞時) 薬学臨床教育・研究センター 
前川 裕希さんのストーリー

免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブによる免疫関連有害事象発現予測因子の探索

日本医療薬学会第3回フレッシャーズ・カン]ファランス優秀演題発表賞
受賞タイトル:免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブによる免疫関連有害事象発現予測因子の探索

学び・研究

将来の夢

研究室の仲間と励まし合ったり、助言を受けたり、良い刺激をもらうことで、より良い研究活動に。

抗ヒトPD-1モノクローナル抗体であるニボルマブは、高い抗悪性腫瘍効果を有していますが、一方でニボルマブの免疫増強作用に起因する免疫関連有害事象(irAE)の重篤化により、治療の中断や死亡例が報告されています。しかし、臨床現場においてirAEの発現予測因子は未だ確立されていません。そこで今回、病院の電子カルテを用いて非小細胞肺癌患者を対象にirAEの発現予測因子を後方視的に調査しました。その結果として、好中球/リンパ球比および血小板/リンパ球比高値は全身状態を反映し、かつirAEの重症度を含めた発現予測因子であることが示唆されました。
患者背景因子や血液検査データなどの膨大な電子カルテデータの中から、どのデータに着目して抽出すればよいのか、苦慮しました。専門雑誌や論文を多く読み、学校の先生方、病院薬剤部の先生方とディスカッションを繰り返し行うことで研究の方向を定めていきました。研究室の仲間とはお互いに励まし合ったり、助言を受けたり、時には良い刺激をもらうことで、より良い研究活動を行うことができました。 次のエピソードを読む

積極的にエビデンスを構築し、臨床研究を行うことでも患者様に貢献したい。

来春からは、病院薬剤師として勤務することが決まっていますが、チーム医療の一員として薬物治療に携わるとともに、業務の中で生まれるクリニカルクエスチョンを検証・解析することで積極的にエビデンスを構築し、臨床研究を行うことでも患者様に貢献したいです。

更新日:2019年7月5日付

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