さまざまな手法からアプローチし、
事件や事故の真相究明
兵庫県警の科学捜査研究所に勤務し、覚せい剤や麻薬、大麻といった乱用薬物、農薬をはじめとした薬毒物、自動車の塗膜、衣服の繊維などの分析を行っています。日々、分析した経験のない化合物にも多く遭遇するため常に困難が付きまといますが、それもやりがいのひとつで、さまざまな手法からアプローチし、事件や事故の真相究明に努めています。今、乱用薬物は激動の時代を迎え、世界中で新たな薬物が次々と生まれています。この事態に、より確実に対応するためにも、グローバルな視点から最先端の技術を積極的に取り入れ、法化学者として、さらに社会に貢献できるよう努力を重ねていきたいです。