学生の活躍vol.0023「石垣 大地さん」
6年(受賞時)
微生物化学研究室
石垣 大地さん
日本薬学会生物系薬学部会 第19回Pharmaco-Hematologyシンポジウム優秀発表賞
2018年8月11日付
受賞タイトル:分泌型ヘムタンパク質Neudesinによるマクロファージ調節機構の解析
- 微生物化学研究室
- 微生物化学研究室
日本薬学会生物系薬学部会 第19回Pharmaco-Hematologyシンポジウム優秀発表賞
2018年8月11日付
受賞タイトル:分泌型ヘムタンパク質Neudesinによるマクロファージ調節機構の解析
Q1研究の概要、そのテーマに取り組んだ理由
私達の研究室では、以前に我々の研究グループが単離/同定した、機能未知の分泌型ヘムタンパク質であるNeudesinについて研究を進めています。このNeudesinは赤血球を貪食するマクロファージなどに多く発現することが知られており、本研究では、Neudesinがマクロファージによる赤血球代謝を調節していることを見出しました。
Q2研究途上の苦労や克服したことは?
マウスから採取した細胞を7日間ほど培養し、専用の機器を用いてデータを解析するのですが、なかなか安定したデータを得ることができず、むしろ培養中に細胞が死んでしまうことが何度もありました。しかし、回数を重ねるにつれて研究の手順や正確さを身につけ、他のメンバーと協力して進めていくことで、まとまったデータを出す事ができました。
Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと
6年次生も後半に差し掛かり、残念ながら研究室生活がもう終わってしまったので、これから研究に関わる事があまりできなくなりますが、後輩にこの研究のデータを引き継ぎ、さらにNeudesinについて新たな発見をして、新たな貧血治療薬の開発につながれば良いなと思っています。