学生の活躍vol.0047「木島 洸平さん」
5年(受賞時)
薬品物理化学研究室
木島 洸平さん
第71回日本薬学会関西支部総会・大会 優秀ポスター発表賞
2021年10月9日付
受賞タイトル:関節リウマチの診断、治療に資する蛍光色素標識酸化鉄ナノ粒子の開発
- 薬品物理化学研究室
- 薬品物理化学研究室
第71回日本薬学会関西支部総会・大会 優秀ポスター発表賞
2021年10月9日付
受賞タイトル:関節リウマチの診断、治療に資する蛍光色素標識酸化鉄ナノ粒子の開発
5年(受賞時)
薬品物理化学研究室
木島 洸平さん
第71回日本薬学会関西支部総会・大会 優秀ポスター発表賞
2021年10月9日付
受賞タイトル:関節リウマチの診断、治療に資する蛍光色素標識酸化鉄ナノ粒子の開発
第71回日本薬学会関西支部総会・大会 優秀ポスター発表賞
2021年10月9日付
受賞タイトル:関節リウマチの診断、治療に資する蛍光色素標識酸化鉄ナノ粒子の開発
Q1研究の概要、そのテーマに取り組んだ理由
関節リウマチは関節の滑膜に浸潤したマクロファージ(Mφ)が炎症性メディエーターを産生し、滑膜の炎症や軟骨の破壊をもたらす疾患です。そこで今回の研究では、悪玉となるMφを標的とする関節リウマチの診断・治療用薬剤の開発に取り組みました。具体的には、Mφ特異的な蛍光イメージングおよび光温熱療法を達成しうるナノ粒子型薬剤を合成し、細胞および動物レベルで評価を行いました。
Q2研究途上の苦労や克服したことは?
所属研究室では、関節リウマチモデルマウスを用いた研究の経験がなかったことから、様々な研究論文を調査し、仮説を実証するためにどのようなデータが必要かを考えました。また、モデルマウスの作製や評価に苦戦しましたが、薬理学研究室および医療薬学研究室の先生方にもご助言を頂きながら進めることができました。
Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと
関節リウマチの治療薬はメトトレキサートや生物学的製剤の登場によりここ数十年で大きく進歩し、治療満足度は著しく向上しました。しかし、未だに疾病の完治には至っておらず、治療に莫大な費用がかかることから、別の観点から薬剤開発を進めていく必要があります。今回の研究で診断および治療に有効である可能性を示しましたが、臨床応用に向けて更なる検討を行いたいと考えています。
※木島さんは、このコメント以降も以下のとおり受賞されています。
2022年4月21日付
日本薬学会第142年会 学生優秀発表賞(ポスター発表の部)
受賞タイトル:「関節リウマチの診断、治療を指向するマクロファージ標的蛍光標識酸化鉄ナノ粒子の開発」