学生の活躍vol.0004「杉本 理紗さん」
5年(受賞時)
薬品物理化学研究室
杉本 理紗さん
日本薬学会第135年会優秀発表賞(ポスター)
2015年3月31日付
受賞タイトル:NAD(P)H:quinone oxidoreductase 1 (NQO1) 標的放射性薬剤 ―安定性の向上を目指した電子供与基の導入
- 薬品物理化学研究室
- 薬品物理化学研究室
日本薬学会第135年会優秀発表賞(ポスター)
2015年3月31日付
受賞タイトル:NAD(P)H:quinone oxidoreductase 1 (NQO1) 標的放射性薬剤 ―安定性の向上を目指した電子供与基の導入
Q1研究の概要、そのテーマに取り組んだ理由
がんの研究に携わりたいという私の希望があり、このテーマに挑戦しました。多くのがんで発現している酵素を狙った新規がん内放射線治療薬剤の開発を行っています。その際、作製した化合物に電子供与基を入れることで、化合物が安定になることが明らかになりました。
Q2研究途上の苦労や克服したことは?
細胞を用いた安定性評価のデータをとる際の条件決定に苦労しましたが、諦めずに条件を何回も変更して行うことや、指導教員からの的確な助言のおかげで条件を決めることができ、有用なデータを得ることができました。このことから簡単に諦めるのではなく、粘り強く取り組むことの大切さを学ぶことができました。
Q3今後挑戦したいこと、発展させたいと思うこと
新しい抗がん剤を研究、開発することで、今までよりもより効果的な放射線治療が行えるようになることを期待しています。そのためにもまずは、現在作製している新しい化合物を用いて動物実験を行い、体内分布を評価していこうと考えています。