副作用って何?



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あい
「からだの一箇所だけに運ばれるくすりは、ないって言ったの覚えてる?」
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花子
「うん。だから、いろいろな病気に使えるんでしょう?」
あい
「今度は、くすりが悪い働きをする場合の話をするわね。」

あい
「くすりには多かれ少なかれ『副作用』があります。」
花子
「副作用?」
あい
「今日花子さんがもらった『炎症を抑えるくすり』は、『炎症を抑える』ことが主な作用なのね。くすりはからだのいろいろな場所に運ばれるので、目的以外の場所でも 当然働きます。病気の治療の邪魔になったり、人間にとって不都合な働きした場合、それを『副作用』と言いす。例えば、花子さんがもらったくすりには以下の副作用があると言われています。一度起こしてしまうと、死んでしまうことがあるような副作用を特に『重大な副作用』と言います。」


-重大な副作用-
・くすりがからだに合わなくて、呼吸が苦しくなったり、心臓がドキドキしたりする。放っておくと、死んでしまうこともある(ショック)
・全身の皮がどんどんめくれていき、口の粘膜や目が腫れて、血が止まらなくなる(皮膚粘膜眼症候群・中毒性皮膚壊死症)
・息がしにくくなる。(間質性肺炎)

-その他の副作用-
・皮膚にぶつぶつができる(発疹)
・皮膚が赤く腫れる(発赤)
・下痢
・食欲がおちたり、なくなる(食欲不振)
・お腹のあたりが気持ち悪くなる(胃部不快感・悪心)
・ものを吐く(嘔吐)
・鼻血(鼻出血)
・痰に血が混じる(血痰)


花子
「え?!!何で『炎症を抑えるくすり』でこんないろいろな事が起きるの!」
あい
「くすりが全身に運ばれることが原因の一つかもしれないわね。原因がよく分からないけど、起きてしまう症状もあるのよ。」

あい
「目にごみが入った時、どんなことが起きる?」
花子
「目が痛くなって、涙がぼろぼろ出る。」
あい
「涙が出たら、ごみは涙と一緒に外に行くね。」
あい
「ごはんが鼻の方に入ったら?」
花子
「くしゃみが出る。」
あい
「くしゃみをすることで、からだの外に出そうとするのね。」
あい
「へんなものがからだに入ると、それを外に出そうとする働きがからだには備わっているのよ。」

あい
「『くすり』を『へんなもの』と勘違いして、からだの外に出そうとしてしまうことがあるのよ。」
花子
「くすりは血液の中に入るんでしょ?血液からどうやって出そうとするの?」
あい
「血液から直接出すことはできないから、『くすり』をやっつけようとするの。でも、『くすり』をやっつけるのは難しいのね。血液全部が相手だからね。」
花子
「どうなるの?」
あい
「皮膚にじん麻疹が出たり、さまざなま事が起きます。ひどい時には、ショックや皮膚粘膜眼症候群といった重大な副作用が起きることもあるのよ。」
花子
「くすりだけじゃなくて、自分をやっつけてしまうんだね。くすりって怖いね。」
あい
「くすりは、良い面がたくさんあるけど、反対に怖い面も持っているのね。でも、この怖い面もよく知る必要があるのよ。」
花子
「怖い面を知ったら、飲むのが怖くなっちゃうよ。」
あい
「怖がって飲まなかったら、病気が悪くなっちゃうわ。くすりと上手に付きあっていくためにも、副作用についてよく知って、予防する方法を学びましょう。」

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