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6年制カリキュラム特色

プロの薬剤師を育成する充実のカリキュラム
神戸薬科大学のカリキュラムは、専門教育科目における高度な知識・技能の修得はもちろんのこと、通年配当の実務実習事前教育と5か月間に及ぶ病院・薬局実習がその中心的役割を担っています。しかし、単にそれだけにとどまらず国際化がますます進むなか薬剤師に求められる実践的な英語力の修得を重視した教育、少人数グループによる演習科目の充実、さらには研究室での卒業研究を通じて科学的探究心と思考力を育成し、問題発見・解決型の薬剤師の養成をめざします。


薬学準備教育

大学教育への円滑な導入と、学習意欲の向上を図る。

高校教育との接続、大学教育への導入を円滑に図るために、本学では薬学準備教育として、1年次の前期に早期体験学習や初期体験臨床実習(神戸大学医学部連携)、また、生物学、物理学、数学、統計学、情報リテラシーなどの基礎教育科目を設置しています。早期体験学習は、将来的に薬剤師になるという目的意識を明確にし、医療人としての自覚を早い段階から持つために、実際に病院・薬局、福祉施設、知的障害者施設などへ出向き、医療現場を体験します。また、初期体験臨床実習では神戸大学医学部、看護、臨床検査、作業又は理学療法学専攻の学生とともに医療現場を幅広く体験します。更に、数学や生物といった薬学の基礎教育科目、あるいは教養教育科目にある英語については習熟度別にクラスを設定。個々のレベルにあわせて学習ができるとともに、学習意欲の向上を図ることができます。

英語教育の充実

薬剤師には必要不可欠な英語を、十分に学べる環境。

薬学に関する文献を読む、あるいは薬剤師として現場の仕事においても、英語力は必須です。3年次終了まで英語を必修科目として設定しています。1,2年次は教養教育科目として、3年次では専門教育科目に「薬学英語」を設置。更に、4年次では実用薬学英語、5,6年次では英語文献講読ができるなど、6年間を通じて英語を学べる環境を構築しています。
6年間の英語教育の流れ

長期実務実習

4年次〜5年次にわたって、薬剤師の実務を学ぶ。

実務実習の流れ6年制の薬学教育では6か月の薬剤師業務に関する実務実習が必修となります。実務実習は「実務実習事前教育」、「病院・薬局実習」から構成しています。4年次に行う学内実習は、5年次からの「実務実習事前教育」として、医療機関や薬局の薬剤師も指導に加わり、「薬学臨床教育センター」を利用して臨場感あふれる形で行われます。模擬症例による処方せんに基づく調剤や院内製剤の調製、模擬患者への服薬コミュニケーション指導、医薬品情報の解析などのシミュレーション実習を行います。5年次の病院実習では、患者の処方内容に基づいた調剤業務、医薬品管理業務、医薬品情報業務などの病院薬剤師業務の実際を学びます。薬局実習は、保険処方せんによる保険調剤のほか、一般医薬品などの供給管理、情報提供や健康相談、医療機関との連携や在宅医療での薬剤業務などで地域との関わりについて学ぶことになります。その中では、医療分野のみならず、地域保健活動や福祉・介護分野における薬剤師の新しい役割についても学習します。

卒業研究

薬のプロとしての研究マインドを養う。

5年次からは全員が研究室に配属されることになります。実務実習以外の時間は研究室で卒業研究に取り組みます。卒業研究は国家試験対策とは異なり、自らが目標を設定し、実験・研究を進めることで、問題解決能力や研究マインドを身につけていきます。6年次の卒業研究では、実験、調査研究など卒業研究の総仕上げをします。

処方解析演習

薬剤師国家試験合格を視野に入れた対策演習。

薬剤師国家試験は統合型の国家試験だと言われます。例えば、一つの症例に関して、さまざまな科学的なアプローチをし、症例を解析するという視点から理解がなされているかどうかが国家試験では問われます。そういった統合型国家試験に対応するために、6年次では処方解析演習を設定しています。

総合薬学講座

国家試験形式の試験で直前対策に取り組む。

6年次前期の処方解析演習に引き続き、後期では、演習形式の国家試験対策に取り組みます。ユニットに与えられたテーマにおいて、一人ひとりが、問題抽出・調査・発表準備・発表を行います。自主的・能動的な取り組みで問題解決能力を養うことを目的としています。講座の締めくくりでは国家試験形式の考査を実施し、国家試験の直前対策にもなります。


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