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平成26年度活動報告

平成26年 がんプロ関連行事

平成26年6月7日 神戸薬科大学第4回がんプロ講演会

平成26年6月7日(土)に神戸薬科大学11号館4階会議室において、「神戸薬科大学第4回がんプロ講演会」を開催しました(参加者63名)。
現在、多くの施設で外来化学療法を行っていますが、その中でも特に“内服抗がん剤”における病院と調剤薬局の薬薬連携は、患者のQOL向上のためにも重要な問題だと認識しています。しかしながら構造上の難しさもあり、どのように実践すればよいか分からないという声も聞きます。そこで今回は、神戸低侵襲がん医療センター主任薬剤師の和田敦先生より「内服抗がん剤における薬薬連携の現状と対応」についてご講話をいただき、薬薬連携の問題点が非常にクリアになりました。また、つくし薬局薬剤師の片倉法明先生より、「がん患者院外処方せんにおける保険薬局薬剤師の役割と薬薬連携について」の中で、連携の具体的な実践例をお示しいただき、次の行動につながる内容となりました。
総合討論でも時間いっぱいまで質問と活発な意見が飛び交い、参加者の関心の高さが伺えました。

平成26年6月7日神戸薬科大学第4回がんプロ講演会の様子

平成26年6月29日 神戸薬科大学第7回シンポジウム
テーマ「がんのチーム医療」

神戸薬科大学のききょう記念ホールにて開催。
京都府立医科大学附属病院 化学療法部 講師 吉田 直久 先生
京都府立医科大学附属病院 薬剤部・疼痛緩和医療部 がん専門薬剤師 神林 祐子 先生
京都府立医科大学附属病院 看護部がん化学療法看護認定看護師 菅谷 和子 先生
京都府立医科大学附属病院 疼痛緩和医療部副部長 上野 博司 先生
京都府立医科大学 看護学科 准教授 光木 幸子 先生
をお招きし、講演と熱心なパネルディスカッションが行われました。

・平成26年6月30日 患者交流会(大阪市)
・平成26年8月2、3日 連携7大学がんプロシンポジウム(吹田市)
平成26年8月24日 神戸薬科大学第5回がんプロ講演会

平成26年8月24日(日)神戸薬科大学ききょう記念ホールにおいて、神戸薬科大学第5回がんプロ講演会を開催しました。
第1部の講演会では、順天堂大学医学部 病理腫瘍学講座教授、一般社団法人がん哲学外来理事長の樋野興夫先生をお迎えして、「がん哲学外来 〜こころの処方箋〜 人生いばらの道でも、宴会を」をテーマにご講演いただきました。患者に寄りそうことや対話の重要性を一般の方にも理解しやすいように、チャウチャウ犬や他の動物の写真で説明され、参加者が和やかな雰囲気と笑顔で聞かれていたのが印象的でした。
シャンソン歌手の安土明中子さんは、ご自分の体験から、何があっても前向きに生きる大切さをお話いただき、最後は参加者と一緒に唄を歌い、それぞれがいろいろな思いを抱きながらの感動的な時間になりました。

第2部のメディカル・カフェは定員30名のところ参加希望が多く、38名の参加者となりました。5グループに分かれ、「医療の隙間を感じたことはあるか」というテーマで45分間話し合っていただいたのですが、皆さんまだまだ話足りない様子で、次回開催を希望する声が聞かれました。
がん医療における“心のケア“は今後ますます重要になってくると思われるため、非常に有意義な講演会となりました。

平成26年8月24日 神戸薬科大学第5回がんプロ講演会の様子

・平成26年8月29日 大阪薬科大学第6回公開シンポジウム(高槻市)
・平成26年10月18日 西日本がんプロ合同市民公開シンポジウム開催(福岡市)
平成26年11月22日 神戸薬科大学第6回がんプロ講演会

平成26年11月22日(土)に神戸薬科大学11号館4階会議室において、「神戸薬科大学第6回がんプロ講演会」を開催しました(参加者35名)。
薬学部新コアカリキュラムの基本的資質の項目にも「研究能力」が明記され、薬剤師には臨床研究のスキルおよび倫理観等が以前にも増して求められるようになっています。しかしながら、日常業務の中でどのようにして臨床研究を行い成果を出していくか悩んでいる施設も多いと思います。
そこで今回は、赤穂市民病院薬剤部長の室井延之先生より「薬剤師がつくる医療薬学からのエビデンス〜一地方病院にできる医学・薬学研究のレシピ〜」というテーマで、院内でどのように臨床研究を進めていったのかをお話しいただきました。そのヒストリーを通して、薬剤部内でのビジョンの共有や他部署とのコミュニケーションの重要性を感じ取ることができました。

2講話目は、「臨床薬剤師が創る制吐療法のエビデンス」をテーマにがん研有明病院副薬剤部長 鈴木賢一先生にご講話いただきました。薬剤師が主導で臨床計画をたて、多くの施設に協力を得たり、それを進めていく中で起こる問題や葛藤にどのように対応していったかの苦労話を聞かせていただき、参加者の方も非常に熱心に耳を傾けていました。またその根底には常に「目の前にいる患者さんのために」という気持ちがあったことを知り、困難を乗り越えていく原動力になっていたことを感じました。
討論でも多くの質問と活発な意見が飛び交い、非常に有意義な時間になりました。

平成26年11月22日神戸薬科大学第6回がんプロ講演会の様子

・平成26年12月15日 近畿地区3拠点合同フォーラム(京都市)
・平成27年1月29日 全国がんプロ協議会合同フォーラム(東京)
・平成27年2月15日 大阪薬科大学第7回公開シンポジウム(高槻市)
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