海外薬学研修レポート
神戸薬科大学の「海外薬学研修」情報のコーナーです。
アメリカ、ボストン、現地からのレポートをお届けします。
ボストン生活9日目
キャンパスレポーター 2013年3月12日 12:27
3月11日、ボストン生活9日目 担当は足立、葛本です!
土日のフリータイムを終えて再び真面目に研修へ戻りました。
朝からは、お決まりのEllaの授業(^_^)
今日の授業では、自分たちで症状を考え「薬剤師」と「患者」になりきって、患者が医師からもらった処方箋を薬剤師にわたして薬を受け取るシーンを二人一組で英語で演出♪
みんなそれぞれの症状の特徴を表現していて面白かったな-!!
午後からはMGHから来て下さったNaoto Itoさんと、Noriko Wakabayashi-Itoさんにアメリカでの研究についてのお話を聞かせていただきました。
お二人の研究は今でもまだ完治させるための薬が見つかっていない『ディストニア』が遺伝子とどのような関係があるのかを調べるというものです。ディストニアは、神経は死なないものの身体が意識とは別に硬直してしまったり変な方向に曲がってしまう疾患です。
黄色ショウジョウバエをサンプルに遺伝子が変化したものを観察すると、身体の色が野生のものより薄くなったり、動きが遅くなったりすることが今までの研究で明らかなりました。
そして何が身体の中で起こり、正常の時と比べ何か欠落しているのかが少しずつ分かり始めてきたところだそうです!!
まだまだ研究が進むには時間がかかるようです。またアメリカでは研究のための費用は自分で稼がなくてはいけないらしく、常に結果が求められます。
このような人たちのおかげで、私たちの薬は作られているのだと改めて考えさせられた講義でした。
何かを追い求めた先に人を助けられることがあるのかもしれない。。。たとえそれが、はじめは自分の興味本位だとしても。研究とはそういうものだ。
何事にもまずは興味を持つこと、その大切さを学ばせていたできました。
貴重なお時間をありがとうございました!!
授業のあとのフリータイムに、4年生7人はcoplyに夜ごはんを食べに行きました。アメリカ人も好きな人が多いお寿司を食べました!!なかなかおいしかったです(^_^)