研究室オリジナルHP

研究テーマ

有機化学をツールとする生命機能現象の解明と創薬への応用

生命有機化学研究室では合成化学と機器分析の手法を駆使し、生命機能現象を解明するための鍵化合物として主に含共役多重結合化合物を合成し、創薬ならびに応用化学へと繋げる基礎的研究を展開しています。

スタッフ

和田 昭盛

和田 昭盛 教授

担当科目:有機化学II 生物有機化学 構造解析学 精密有機合成化学 医薬品開発Ⅱ有機化学系III実習 化学系創薬学特論(大学院)
学位:薬学博士

レチノイド誘導体を用いた生物有機化学的研究を展開しています。具体的には、視覚を司るタンパク質・ロドプシンの発色団としてレチナールが知られており、視覚や脳機能の解明に貢献できるようなレチナール誘導体を設計・合成および生物活性評価をしています。また核内受容体RXRは生活習慣病と密接に関わることから、強力なRXRアゴニストとなり得るレチノイン酸誘導体の開発にも取り組んでいます。

山野 由美子

山野 由美子 准教授

担当科目:有機化学IV 生物有機化学 精密有機合成化学 有機化学演習 有機化学系III実習 化学系創薬学特論(大学院)
学位:薬学博士

エポキシドの開環方向を制御した天然カロテノイドのバイオミメティック合成を展開しています。また、抗酸化作用や抗肥満作用などの生理作用を調べるためのアナログ合成や、集光アンテナとして機能するカロテノイドの光特性を明らかにするためのアナログの合成、立体構造を明らかにするための天然カロテノイドの全合成研究も行っています。

沖津 貴志

沖津 貴志 講師

担当科目:有機化学II 有機化学演習 有機化学系III実習
学位:博士(薬学)

多重結合の特性を生かした複素環合成法について研究しています。具体的には、アルキンやアレン類の反応性を巧みに利用して、医薬品によくみられる芳香族複素環(ベンゾフラン、ピラゾール、イソキサゾールなど)やアミノ酸由来複素環(プロリン誘導体など)の新構築法の開発に取り組んでいます。

研究成果

Yamano, Y.; Maoka, T.; Wada, A.
Synthesis of (3S,3S')- and meso-stereoisomers of alloxanthin and determination of absolute configuration of alloxanthin isolated from aquatic animals
Mar. Drugs 2014, 12(5), 2623-2632.

Okitsu, T.; Nakata, K.; Nishigaki, K.; Michioka, N.; Karatani, M.; Wada, A.
Iodocyclization of Ethoxyethyl Ethers to Ynamides: An Immediate Construction to Benzo[b]furans
J. Org. Chem. 2014, 79(12), 5914-5920.

Wang, S.; Munro, R. A.; Shi, L.; Kawamura, I.; Okitsu, T.; Wada, A.; Kim, S.-Y.; Jung, K.-H.; Brown, L. S.; Ladizhansky, V.
Solid-state NMR spectroscopy structure determination of a lipid-embedded heptahelical membrane protein
Nature Methods 2013, 10(10), 1007-1012.

Yamano, Y.; Chary, M. V.; Wada, A.
Stereocontrolled First Total Syntheses of Amarouciaxanthin A and B
Org. Lett. 2013, 15(20), 5310-5313.

Okitsu, T.; Yumitate, S.; Sato, K.; In, Y.; Wada, A.
Substituent Effect of Bis(pyridines)iodonium Complexes as Iodinating Reagents: Control of the Iodocyclization-Oxidation Process
Chem. Eur. J. 2013, 19(16), 4992-4996.