肺高血圧合併先天性心疾患の病態解明と
新規バイオマーカーの探索・治療法最適化への知見を集積

成人先天性心疾患で最も多い心房中隔欠損症(ASD)は、肺高血圧(PH)発症の有無が予後を左右します。昨今の肺血管拡張薬の導入により予後改善が見られるに至りましたが、未だに『ASD患者の内でどのような患者が肺高血圧に至りやすいのか。』や『どのような患者が内科的治療に反応しやすいのか。』といった疑問が未解明のままです。

本研究により日本では決して体験できないインドネシアの豊富な未根治ASD症例を日本の優れた分子生物学・遺伝学の技術を用い解析することにより、今後の先天性心疾患診療に有益な情報を提供できることが期待されます。

ASD_PHの病態解明